2017年11月21日火曜日

噂の「チバニアン」の現場へ、小湊鐵道で出かけるの巻

先日、「チバニアン」という言葉がニュースに踊りでた。
チバニャンというゆるキャラの名前じゃない。
約77万〜12万6000年前の年代の名前が、国際的にチバニアン(千葉時代)と名付けられる見通しとなったという。

なぜか。
実は千葉県市原市に流れる養老川の河原の地層に、その根拠が刻まれている。
ということで、いざ出発。
最寄駅の「月崎」駅へ、小湊鐵道でいざ出発!

東京・千葉方面から向かうときは、JR内房線五井駅が小湊鐵道の乗り換え駅だ。
跨線橋には駅弁売り場もあり、ホームには豚(なぜだ?)の像までおわし、のほほんムード炸裂だ。


小湊鐵道は五井駅〜上総中野まで走る単線のローカル線。
上総中野から外房の大原駅までは、これまた素敵なローカル線のいすみ鉄道に連絡し、房総半島横断ローカル線は、楽しい旅路だ。


車内も懐かしい風情満載。扇風機も天井からぶら下がる。



五井駅の跨線橋では駅弁販売もあって、ほのぼのと懐かしい手作り駅弁を紐解くのもいいもんだ。

町から田園、谷、川を巡ると、チバニアンの最寄駅『月崎』へとたどり着く。
木造駅舎に、ほっこりするような絵が飾られ、春ならツバメも巣を作る。


さて、ここからはちょっと歩く。
駅からは約2.3km。約30分の道のりをひたすら歩いて行くと……。
養老川の川べりにこんな立て看板が。

 

はい、看板の言う通り、自己責任でゆるゆると河原に降りてみました。


ここが、チバニアン(千葉時代)の根拠となる場所だ。
約77万年前、地球の磁場が南北で逆転した、最後の時代。

と言いつつ、ごめんなさい。河原の岩肌…つまり、地層の写真、撮り忘れてました! 

とはいえ、正直、じっと岩肌の地層を見ても、素人目には地層の凄さがわからない……
(あぁ)。
でも、千葉とともに候補に名乗りを上げていたイタリアの地層よりも、より明確に確認できる場所なんだそうだ。

今の北が南で、南が逆で・・・。洗濯機の水流の回り方が逆だったってこと、かな?
どうやら、太古の時代は何度もこの磁場逆転が起きていたようで、その「最新」の磁場逆転が、刻まれているという。

時は石器時代。
北京原人が現れるのは、この20万年後で、マンモスがいる時代はさらに10万年も後のこと。その時まで、地球の南北が、ちょいちょい変わっていたというから、地球という星って、なんて神秘的なんだろうか。

さてさて、ちょっとおまけをば。
小湊鉄道には、他にも見所はあるのですよ。
電車に乗ってお隣の駅「飯給(いたぶ)」 へ。



ここには、女性ならば、是非立ち寄りたい公衆トイレがある。
女性専用なので、男性の方は入れませんよー、念のため。


 扉を開けば、木々と草花の生い茂る自然空間に……




たった一人の淑女ために設けられた場所だ。
脇には野花も飾られ、清楚な雰囲気すら漂う。
ここに座れば、もちろん……

あぁ、なんて開放的で、なんて解放的なんでございましょ。
ひとり、優雅なひとときを存分に堪能する、贅沢な空間といったら。

あまりに開放的すぎて、ちょっと心もとない心地になるのは、性分でしょうかね?
もちろん、白いカーテンで隠れることもできるので、ご安心あれ。



ローカル線といえば、冷凍みかんは欠かせない
佐藤さゆり(teamまめ)

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