2018年5月16日水曜日

鹿児島・城山で、西郷どんに「おやっとさあ」



たまたま入った定食屋で、 NHK大河ドラマ『西郷どん』をやっていて、
お客の全員(ほぼ男性)が超真剣に観ていた。
うむ、今回の大河は人気があるのだろうか。
調べてみると、視聴率は上がったり下がったりだが、
奄美大島が舞台になる18話の二階堂ふみの登場で、上向きになったそうだ。
という話のなりゆきだと、奄美大島に飛びたくなるが、まずは鹿児島へ。

「西郷どーん!」と叫べば、街中あちこちにうようよいるよ西郷どん。

自動販売機にもくっついて、「空きカンはここに入れてごわす」
なんでこの位置に穴が空いているのか誰か教えてつかんさい。
(みなさんならどこに穴を開けますか? 私なら下っ腹のちょい下に!)





さて、この写真の本物を求めて、目指すは市内高台、桜島を望む城山公園だ。
明治維新、鹿児島に戻り激動の生涯を閉じたのが、この城山の地。
没後50年を記念して造られた銅像が、これだ。









作者は鹿児島出身の彫刻家、安藤照氏。安藤氏の他の代表作は、東京渋谷にある忠犬ハチ公なんだけど、並べてみると、なんとなく似ている。
すぐ近くに、立ち入り禁止の建物を発見。 石造りでバルコニーまである。
立ち入り禁止と言われると気になるのが性分で近づいてみると、
昔の県立博物館・考古資料館だった。
その前に、雨上がりにかたい葉を煌めかせている見事なソテツ があった。
なんと、樹齢400年というソテツ……




西郷どんより、存在感があるではないか!



この巨大かつ長寿のソテツ、ただもんじゃない。このソテツから、世界で初めて精子が発見されたんだという。あ、ちょっと言葉が足りんかった。ソテツの精子が、だ。しかも、雌株についた胚珠の中から見つかったというから、ロマンを感じて、見惚れてしまい、銅像の前で過ごした時間より10倍も長く立ち尽くしてしまった。

他にも、城山エリアは見どころ満載で、展望台からは桜島の勇姿も見えるのだが、残念ながらあいにくのお天気なので、城山観光ホテル内にある、「城山ブリュワリー」へ突入。
鹿児島の産物を使ったクラフトビールは、奄美大島のサトウキビが原料の黒糖を使ったスタウトもある。


スタウトがなかったので、定番のペールエールで乾杯をして、
明日は晴れて桜島がきれいに見えることを祈願!



   今日はこのへんで、「おやっとさあ」。(松井一恵)