2021年5月11日火曜日

なまくら包丁 改造計画

我が家の包丁が久しくなまくらだ。

トマトはもちろんのこと、最近では比較的切りやすいネギの小口切りやタマネギのスライスにも事欠くようになってきた。

以前ならば、商店街に立つ包丁研ぎのおじさんに託していたのだが、おじさんの姿はここ数年、見かけていない・・・。こまった・・・。

そこで、実家の記憶を頼りに自分で包丁を研ぐことを決意。ネットで探してみたら、あるわあるわ研ぎ石が。しかも、初心者でも安心とある。口コミでも、初心者による研ぎ完了の喜びレポートが続々だ。

ということで、ポチッとしたのがこちら!

卓上でできるように研ぎ石をセットできる土台あり、包丁ガイドあり、研ぎ石の面取りができる白い石あり、そして何より、研ぎ石は2層構造! 昔、包丁研ぎを挫折した私ですら、「これならできるかも」と思わせてくれる。


まず、研ぎ石を5分ほど。しっかし、水に浸ける。

石から泡が出なくなり、しっかり水分を含んでしっとりしたら、土台にセットする。

「1000」と「6000」というのは、いわゆる粒子の違い。

茶色い「1000」の研ぎ石は粒子が粗いため、ザクザクと研ぐ時に使うとか。

対して白い「6000」はキメ細かいため、仕上げに使うといいそうだ。


そして、包丁ガイドをセット。背の部分に差し込む。
セット完了。

上から見ると、角度が付いているのがわかるはず。これがキモだ。

包丁も水に濡らし、早速、研いでみる。

シャカシャカシャカ。シャカシャカシャカ。

包丁ガイドが絶妙な角度を保ち続けてくれるため、力を込めることも、刃こぼれすることもなく、すんなりと研げる。これは、革命ですぞ、おっかさん!

ちなみに包丁の持ち方は、プロの動画を見てみると、写真が間違えていることが一目瞭然。

包丁は普通に右手に持って、背の部分に人差し指を沿わせ、親指で刃と柄の境に固定するといいそうだ。

最初は奥から手前に研ぎ、刃を返して手前から奥へと研ぐ。

そして、白い「6000」で仕上げの研ぎをすると、1回目より2回目の方が格段に綺麗に研げた!


仕上げた包丁で、野菜を切ってみると、スパーーーーーン!

ぐにゃぐにゃに切っていたトマトもスパッ! 

「おぉー!」と、心の中で大歓声が沸き起こる。


あまりの切れ味に、つい指を切ってしまったのはご愛嬌。

最後に、研ぎ石の面取りも忘れずに。


(佐藤さゆり/teamまめ)