2016年8月11日木曜日

楽しい船旅をしに、いざ佐渡島へ!?

つい数日前、大学時代の悪友と“人生の夏休み”なんて称して、佐渡島へ行ってきた。

佐渡島というと、新潟県にある離島で、なんと沖縄島に次ぐ大きさ。
佐渡金山と絶滅危惧種とされるトキが有名で、日本海で獲れるイカやズワイガニ、甘エビ、サザエなど豊富な海の幸が自慢だ。

島のことはそこそこに、今回紹介したいのはどうやって行くのがいいか。

大きい島ゆえに空港もあって、調べたところによると佐渡空港へは新潟空港からたったの25分のフライトで到着するそうだが、早く着くのが旅ではない。
私のおすすめは断然、船!

しかも、1時間ちょっとで到着する高速のジェットフォイルではなく、カーフェリーで2時間半かけてのんびりと行こうじゃありませんか。

佐渡汽船が誇る大型客船、おけさ丸


私たちが乗ったのは佐渡汽船の大型客船「おけさ丸」(新潟港9:20発→両津港11:50着)。
2014年に就航したピカピカの「ときわ丸」にあたることを期待していたが、10年前に訪れた際にも乗った、どことなく昭和臭ただよう「おけさ丸」だった。


豪華なエントランス

10年前と変わっていなかった救命胴衣人形

おけさ丸は全部で6階建て。
1階・2階は車両置き場となっていて、客室は3階より上。
3階・4階は2等室、4階の一部に1等室、5階は特等室、6回はスイートルームと、わかりやすいヒエラルキーが形成されている。


1号室は一般客室と区切られている

私が利用したのは2等室(片道2120円)。
じゅうたん仕様の自由席。
お隣さんとの距離はそんなに離れていないけど、ごろりと寝ころべて快適。

見知らぬ乗客を勝手に巻き込んで、
妄想の中で修学旅行気分が味わえる

船内は冷房がガンガン効いているので、冷えるなぁと思ったら貸し毛布を借りることだってできる。

チケットを買い(1枚100円)、ロビーで毛布を受け取る

安心の西川製

そしてついに出航。
出航時にはちょっとしたセレモニーがある。

それがこちら。

港のカモメがエサ欲しさにフェリーを追いかけて飛んでくるのだ。

乗客はデッキに立ち、かっぱえびせん片手にカモメに餌付けをするのがお約束だ。
私も挑戦したけど、あまりの恐怖で飲みかけのビールを洋服にぶっかけてしまった。

売店でえびせんが販売されている

カモメとしばし戯れた後は、船内散策。


お弁当をはじめ、酒やおつまみ、佐渡土産を揃える売店あり。



レストランもあり。佐渡の食材を用いたメニューも豊富。



ライスが佐渡形。
食べればよかったと今更ながら後悔(航海だけに)

そして、ゲーセンあり。
スロットやUFOキャッチャーなど、娯楽も楽しめる。



不定期で様々な催しが行われるイベントプラザあり。

中央にはステージがあって、イベントが開催されるそう

その脇にひっそりとたたずむ顔ハメ看板あり。


はめずにはいられない

とまぁ、なんでも揃っているから2時間半退屈することは一切ない。

船旅っていうと、豪華客船のイメージが強くて、これまでなかなか手を出せずにいたけど、こちらは気軽でリーズナブル、快適で楽しい船旅だ。

船旅をしに佐渡島に行ってみるというのもテかもしれませんよ。

新潟限定ビール、サッポロの『風味爽快ニシテ』は船内の自販機で購入できる。
佐渡汽船名物の焼きイカをつまみに♪


(teamまめ/香取麻衣子)