2017年7月27日木曜日

鎌倉の超穴場的カレー屋へ、海とセットででかけよう。


大好きなカレー店「が、西武池袋線富士見台から、鎌倉へお引っ越し。
引っ越し先は「鎌倉市材木座」という住所で、海が近くすてきな場所に違いない!と
ドキドキしながら目指しました。
たどりついたそこは、いやはや、想像していたよりももっとずっとすてきで、
類い希な、気持ちのいい〜 そして楽しい(おもしろい)場所でした。

店名は、「香菜軒 寓」といいます。

そうです、『散歩の達人』6月号p42にもご登場のあのお店です。

鎌倉から歩くこと、10数分ほど。
踏切を渡って、銭湯の前を通り、左に松の木が見えたら、ここここ〜!

        

「おじゃまします〜」と思わず言ってしまう雰囲気。左方向へずずっと進み店内へ。
お外の席もあるけれど、店内は涼しいよ。扇風機もある!そして見上げれば天窓も。
ぜーんぶ、店主の三浦勉さんの手作りと聞いて、のけぞってしまいます。


つい、きょろきょろしてしまいますが、お腹ペコペコ。オーダーしましょう。
東京からわざわざ、日本各地、いや、世界各地もいらっしゃいますでしょうから、
カレー単品ではなく、「おまかせ」を注文がおすすめ。
いや、もうここでは絶対に「おまかせ」を注文すべきです。

というわけで、ある日の「おまかせ」を紹介。
ビールやキュッと冷えた白ワインなどで乾杯してしばし待つと、
まず運ばれてくるのが、まるで描いたようにきれいな色の冷製スープ。
ピンク色の正体は、なんだ?
ビーツです
ボルシチでおなじみですが、今、「飲む血液」な〜んて呼ばれる話題の野菜。
紫は、ナスの色素を抽出しているという細やかな技。感動のあまり宙を仰いでしまう。

続きまして、旬盛りだくさんの前菜が登場。
(この日はイラストレーターのkiwakoさんと一緒だったので、2人分です)

  ビーツの艶やかさに比べると、地味ですが、からだにしみじみシミるんです。
  献立を、全部書き出しますよ。
   ↓ ↓ ↓
  おからの春巻き、豆乳マヨネーズのポテトサラダ、打ち豆白たまり煮、
  小松菜おひたし、おくら酒粕あえ、くるまふショウガ煮、
  新にんじんレモン塩蒸し、いりこんにゃく、切干し大根ハリハリ漬け、
  ぬか漬けいろいろ。以上11種類。
  これを家ですべてひとりで作るって考えると、気が遠くなります。

           ぜんぶ、どんなお酒でもいける味わい。

店主 三浦勉・みのり夫妻がいかにお酒好きか、よく伝わる前菜。       

         ほろ〜♪といい気分になったころ、いよいよカレーです。
         名物プーリーとごはんの両方をよくばっちゃいましょう。


         「おまかせ」ですが、カレーは選べます。
        悩んで悩んで…… 天使の海老のカレーも食べたいんだけど、
        きょうは……
        お豆のカレーと風干し野菜カレーをください!



見ているだけでは伝わらないけれど、食いしん坊のわたしも、かなり満腹に。
しかし、ここからは別腹。別腹ですから、余裕余裕〜。



        胡麻香る豆乳のブラマンジェ、マンゴーのシャーベット。

       ごちそうさまでした。とお店を出る前にトイレを借りました。
このトイレも、三浦シェフのハンドビルドで、ちょっと住めそうなほど立派。
          トイレへのお立ち寄り、お忘れなく。

腹ごなしに、海へてくてく歩きます。思いのほか近く、数分で材木座海岸。
しかし、途中にあったパン屋さんに寄り道したもんで、15分くらいかかちゃった。
しばしここで波と砂とたわむれて、昼寝して、夕方までのんびりして、
夜ごはんに再び「香菜軒 寓」へ舞い戻り、ビール飲んでカレーを食べるのもいいね。

近くの宿の空室を調べているのは、誰だーーーっ?


「香菜軒 寓」鎌倉市材木座3-1-7 11時〜19時LO 不定休
最新情報は、Twitter・Instagramにて毎日更新。

(teamまめ 松井一恵)