2016年6月21日火曜日

おいしい高尾山 〜高尾山グルメその2〜 

 トレッキング初心者ならば、まずは高尾山の下から順当に山頂へ目指してみるべし。

 高尾山には、ケーブルカーもリフトもあるから、山麓の清滝駅から山上の高尾山駅まではひとっとび。
 でも近年、こちらに乗るのにも大行列となるので、下から歩いて登るのも気持ちいいもんです。

 ということで、まずは麓で腹ごしらえをば。
 高尾山といえば、そば。
 昔と違い、今は地粉はないけれど、昔から旅人の腹ごしらをしてきた味な店が、密集しているのだ。
 鮎の塩焼きと骨酒もあるけれど、まずは我慢我慢だ。

 今回お邪魔したのはこちら。


 

 
 




 窓の向こうではせせらぎから引いた水が落ち、緑に心が洗われるよう。
 そして、名物とろろそばをずるずるっとすすれば、お汁が味わい深く、粘りある体力を充填だ!

 ということで、改めてレッツゴー。


 山頂駅までは約1時間。
 山上には、茶屋もさる園も並ぶけれど、すべては後のお楽しみとばかりに、突き進んでいきます。
 薬王院を参詣したら、奥の院へ向かいそのまま、いざ山頂へ。
 
山頂で、お待ちかねのビールをグビグビとやったところで、路地にいい茶屋があるではありませんか!




 


 緑を 間近に感じるテラス席はたまらない特等席。
 しまった、ここでビールを飲めばよかった!
 けれど、ここで千鳥足になるわけにもいかないので、今回はコーヒーと洒落込んでみます。でも、次回はここでカレーを食べてみたいな。

 さて、山頂から小仏峠へと向かう道筋を少し奥へ足を伸ばしてみると・・・
 ここは極楽の入り口か?







 
 なめこ汁は、えもいわれぬ滋味深いお味。疲れた体に染み入ると同時に、細胞へと行き渡っていくよう。
「まさか地のなめこですか?」
「ははは、まさかまさか。ここは国定公園内だから、採っちゃダメだし、栽培したとしても、とてもとても足りないよ〜」
  
 ゆったりと飲み干して帰る際には
「ちゃんと富士山拝んだ?」と声が。振り返ると、生憎の曇天にぽっかりとお顔を覗かせてくれてました。


 おかげで下山の足取りも軽やか。

 さぁて、お次はおやつの時間と思ったら、あらら、山頂滞在時間が思いの外かかってしまって、さる園探訪も、団子制覇もできない???

 そんななか、ギリギリセーフで間に合った2件へ突撃。
 高尾山のだんごは、一見、同じに見えて、茶屋ごとに味もネーミングも違うのだ。

 まずは「権現茶屋」のごまだんごを。
 金銀の2種類があって、金の方がごまの風味が濃いんだそうな。


おぉ、ゴマの風味が後から後から、香ばしく立ち上る! これはイケる!

お次は「香住」の三福だんご。なにやら縁起のいいネーミングだこと。



こちらは、五平餅のお団子版。くるみ味噌の甘辛さがたまんないっ!

どちらも炭火焼きされた柔らかくのびる餅で、下山エナジーも補充完了だ。
いつか、団子制覇と山頂カレーを目指すぞ!!!

(佐藤さゆり/teamまめ)