2018年9月19日水曜日

織田軍と武田軍がガチで戦った『長篠の合戦』。その現場を目撃せよ!

ブブーンと新東名を駆けて、静岡から愛知県へ入ると、まもなく『長篠設楽原(ながしの したらがはら)』パーキングエリアだ。
いぶし銀な佇まいだが、歴史ファンならば一度は愛車から降り、休息をしたいPAだ。



見よ! この甲冑を。
なんといってもここは、長篠の合戦の舞台。
下り(名古屋方面)は織田・徳川軍の陣地があった場所ゆえ、織田信長公が金屏風の前に座り、撮影用マントをはおれば、一緒に撮影だってできるのだ。

そして館内はさながら、戦国ミュージアム。火縄銃(種子島)が陳列されていたり・・・



長篠の合戦の様子が屏風絵として飾られていたり。


舞台となった長篠城は、徳川家康公の長女亀姫様が嫁いだ、奥平信昌公の城。
甲斐武田軍1万5千の猛攻に、手勢500名で耐え、守り抜いたのだった。
その夫婦像も、訪れる人々を迎え入れてくれている。


腹がへっては戦はできぬ。ということで、いざ、長篠陣屋食堂へ。


戦ばの給仕担当はなかなかに、しゃれておられる。
そして、信長 赤味噌ラーメンやら、家康 鯛天丼やら、武将ゆかりのメニューが目白押しの中、異彩を放つのが、こちら。
どん! 足軽弁当じゃー!


身の丈にあったこの弁当、竹皮で包まれていて、実にいい。


弁当をひもとけば、大きな握り飯が2つ、どど〜ん。
そこに、焼き鳥と唐揚げが! 足軽は体力が必要ですからね!
もう、チカラめしの限りが尽くされていて、感涙。
それに、嬉しい赤味噌の味噌汁。やっぱ、汁物は大事だ。

腹ごしらえしたらば、信長公の陣へ、挨拶に出向くのもいい。
小高い山、その上に本陣があったと言われている。




登れば、小さな祠があり、信長公が詠んだと言われる歌碑もある。
本陣跡を後にすれば、長篠設楽原が見渡せて、あぁ絶景かな、絶景かな。



ちなみに、上りのPAは武田軍の陣地だそうな。

取材=佐藤さゆり(teamまめ)