2014年5月6日火曜日

東北自動車道 羽生SAに旅する鬼平ワールド

最近のサービスエリアってなんて素敵なんだろう。
関越自動車道の上り寄居PAには「星の王子さま」の世界が堪能できて久しいが、
東北自動車道の上り羽生SAには、ついにというか、
なぜ今までなかった?といいたくなるほど、心躍る世界が待ち受けている。

それが『鬼平江戸処』だ。
うひょひょ。ここはまぎれもなく、江戸です!


池波正太郎著「鬼平犯科帳」に出てくる、盗賊に押し入られた大店が軒を連ね、
同心と密偵がつなぎに使った小物が随所に隠されているという。

近江屋から入ると、こんな感じ。
中に入っても、江戸の世界感
みるみるうちに夕焼け空に。
 昼、夕方と空の色も変わっていく。

そして・・・、ここがありました。
五鉄の看板も粋ですな
密偵たちと、軍鶏鍋をつつきながら、一献やってるあのお店。
五鉄のモデルでもある、人形町の名店「玉ひで」が監修しているとあって、
期待は高まるばかり。
軍鶏鍋膳もあるが、今回こちらでは、これを。
お目当ての一本うどん!
軍鶏汁で煮込んだうどん
しゃも一本饂飩なり。いやはや見事な一本ぶり。
軍鶏汁でよくよく煮込まれていても、歯ごたえ満点。
噛むほどに、軍鶏汁の旨味の濃さがじわじわ。

さすが五鉄! 

頭がウホウホ相好をくずすのにも納得の味わいだ。
他にもあれこれ、気になるものが。
おにへー贔屓の本所さなだやのそば

船橋屋には一本くず餅が!

あぁ、夢の山吹色の菓子箱。
誰かを調略するときにはうってつけに相違ない。

あれこれ堪能していたら、とっぷり日が暮れていた。
 こぢんまりとしたサービスエリアだということを忘れさせる、見事なる江戸の世界。
あぁここで暮らしたい。

(teamまめ/佐藤さゆり)