2016年10月1日土曜日

ゆる登山部、2000m級の山に挑戦! 山梨の大菩薩嶺へ

9月のとある晴れた土曜日、我が家のゆる登山部(と勝手に命名)は早朝から山へ。

今回は車を利用して、山梨県の大菩薩嶺を目指すことにした。



大菩薩嶺(標高2057m)は、日本百名山の一座で、2000m峰デビューに人気の山だそう。

そう、我が家にとっても、初の2000m超えの山。

といっても、車で約1600m地点の上日川峠まで登れるので、標高差は500m弱。
チビ連れでも登れそうなので選んでみた次第だ。



車でロッジ長兵衛がある上日川峠付近の駐車場まで行き、そこからは福ちゃん荘、介山荘を経由して、大菩薩嶺を目指す。
帰りは唐松尾根を下って福ちゃん荘に戻ってくるコースだ。


ロッジ長兵衛から福ちゃん荘までは約30分。
登山道と車道のどちらか選んで登ることができる。
我が家はもちろん登山道をエッホエッホ。


そして、福ちゃん荘(標高1720m)へ到着。
ここでは、ほとんどの登山者がひと休憩している(付近にトイレもあり)。

福ちゃん荘の食堂では、注文してから作ってくれるアツアツのほうとうが名物。
ぜひとも食べてみたいが、子連れだと下山時刻が気になるのでとりあえず先を急ぐ。



名物のほうとうは注文してから作るので30分ほどかかるそう。
次回登った際には絶対食べたい


ここから介山荘までは約1時間。ひたすらうっそうとした樹林のなかを歩く。

毎度のことながら飽きてきた娘(6歳)が、疲れたと文句を言い始める。
家族の雰囲気が悪くなったところで、介山荘のある大菩薩峠に到着。

福ちゃん荘から約1時間で大菩薩峠へ

小説『大菩薩峠』の著者・中里介山ゆかりの宿「介山荘」。
大菩薩嶺の山バッジをはじめ、いろいろなお土産が揃う。
店番をしていたご店主のお孫さんかな?少年の笑顔がとてもかわいかった

雲の向こうにひょっこり富士山!


大菩薩峠は標高1897m。
先ほどまでとは打って変わって、視界がぱあっと開けて、遠くには富士山や南アルプスの山々の絶景が目に飛び込んでくる。
今まで、標高1000mぐらいの山しか登ったことのない我々には初めての光景だ。
不機嫌だった娘もこれには機嫌を直してくれた。



大菩薩峠を出ると、ここからは稜線歩き。
展望が開けているから歩いていても全然苦じゃない。
それどころかとても気持ちよく、足も自然と軽やかに。
登山者のカラフルなウエアやリュックが遠くにチラチラ見えて、それもまた美しい。


遠くに見えるのが先ほどまでいた介山荘

岩のアスレチック。こういう場所に母も娘も燃える


岩場も越えて、ようやく標高2000m地点へ。
でも、まだここは山頂ではない。

一応、記念に2000mの碑をパシャリ


と、ここまでずっと絶景を眺めつづけてきたのに、山頂はというと樹林の中。
眺望はほとんどなし(笑)

展望なしだけど、登ったからには
ここを目指さないわけにはいかない


初の2000m超えの山、これまでの山に比べて景色が格段に良くて感動しっぱなしだった。
そして、もっと高い山に登りたい!と山への憧れは増すばかり。
こうやって、みんな山にハマっていくのかな。

秋の長雨も終わりに近づき、ようやく本格的な秋に突入。
我が家のゆる登山部、次はどこの山を登ろうかしら?



(teamまめ/香取麻衣子)