2018年1月9日火曜日

今年は代官行列も! 寒さに負けず「せたがやボロ市」へ

私の住む世田谷の冬の風物詩といえば、そうボロ市。
ボロ市とは、代官屋敷のある通称“ボロ市通り”に、700店以上の露店が並ぶ青空市で、
今年でなんと440年目という歴史ある行事なのです。

 
江戸時代、世田谷を治めた大場一族が明治維新まで使った屋敷で、
国の重要文化財にも指定されている代官屋敷
 

5年前のアケクレでも、2000円握りしめてせたがやボロ市に参戦!で紹介しましたが、
この12月も寒さなんかなんのその、ウキウキして行ってまいりました。







ブラブラ歩いてみると、骨董品や古いマッチ、キッチュな雑貨、年代物の着物など、古いもの好きにはたまらないお宝がザックザク!



毎回人だかりになっているのは、べったら漬けなどのお漬物を売る店。
活気にあふれています。



“犬も歩けばマナ板に当る”というまな板や、さらに・・・


神棚! さらにさらに・・・


戦前の教科書まで!!

まさに、何でもござれの宝島なのです。


私の目的はというと、ボロ市グルメ。
食べ歩きしながら、お店をひとつひとつ覗くのがお楽しみ。





ボロ市の名物グルメといえば、つきたての美味しい代官餅!
行列覚悟で並ぼうと思ったのですが、10時過ぎの時点でなんと2時間待ち。

これにはちび連れだったこともあり、泣く泣く断念。

それではと気持ちを切り替えて、あれこれ食べてきましたよー!

【ボロ市だんご】

ボロ市の名前の由来である、着物の繕いやわらじの修繕に売買された“ボロ”に見立てた海苔をまとった醤油味のお団子。


【シャーピン】

台湾などの人気屋台グルメで、豚ひき肉やニラ入りの餡をモチモチの皮で包んで焼いた、おやきのような一品。
食べると、虎が猫のようにおとなしくなるぐらい美味しいという意味か。



【神戸屋さんのフランクフルト】

お肉屋さんのフランクフルト。肉汁があふれてジューシーかつ食べ応えあり!



【酒蔵のあまざけ】

酒屋の一忠屋さんにて。寒空の下で飲む甘酒、最高!
お父さんたちは粋にワンカップの熱燗で暖をとっていました。

食べて、飲んで、大満足!
これだから、ボロ市はやめられないのです。


それと、実は今回、もうひとつ目的がありました。

5年に一度しか行われない「代官行列」が練り歩くのです。
江戸時代、お代官様をはじめ、世田谷村名主、年寄などが火の元警備と監督のために市を見守ったそうで、その様子を再現した行列だそう。








この行列見たさに大勢の人が集まっていたので、数人がやっと通れるぐらいの道幅を行列が練り歩き、超至近距離で見ることができました。

衣装や小道具が身分によって異なり、脳内は江戸にタイムスリップ!
歴史情緒が感じられる時代行列でした。


ボロ市は1月15日(月)・16日(火)も行われますが、15日には時代行列がもう一度見られるチャンスです(11時過ぎに代官行列を出発)。

これを逃したら次回は5年後なので、ぜひともお見逃しなく!


(teamまめ/香取 麻衣子)