節分は「季節を分ける」という意味であって、本来は春夏秋冬の始まり(立春、立夏、立秋、立冬)の前日を指すのだそう。
Wikipediaによると、立春(2月4日)の前日である2月3日を節分とするようになったのは、江戸時代以降らしい。
我が家のちび(2)もようやく鬼を認識できるようになったので、今年は近場で行われる節分行事に、一緒に参加してみることにしたのだ。
2月2日(土)
まずは、下北沢で行われている「しもきた天狗まつり」へ。
下北沢駅北口徒歩5分ぐらいの場所にある真龍寺で天狗を祀っていることに由来する、地域密着型の節分イベントだ。
頭につける天狗面と豆を入れる枡を受け取り、いざ出発!
100人の子とその親がぞろぞろと下北沢の狭い町を練り歩く。
出発してまもなく、「駅前食品市場」の中へ。
戦後の闇市の雰囲気を残したこの場所は下北沢のシンボルでもあったが、残念ながら再開発で近々取り壊される予定。
ここを通るのは今年で最後かと思うと感慨深い。
暗い市場を通っていると、先導の係の人にストップをかけられ、しばし待っていると……
鬼登場!
鬼係の人たちは意外とニコニコしているのだが、2歳児にはやはり恐怖以外の何物でもないらしく、終始ギャン泣きだった。
逆に5歳児くらいになると攻撃に転じて、鬼をめがけて本気で豆を投げていた(鬼のみなさん、痛くないのかなぁ?)。
この後も下北沢の町を練り歩き、いろいろな場所で計3回も鬼が現れた。
そんなこんなで町は豆が散乱。
こんな噂話が。
豆を踏んだ靴でお客さんが店に入ってくるため、「店が汚れた!」とクレームが発生することがたまにあるそう。
しかし、クレームをあげた店は潰れることが多く、天狗様の呪いだという噂が下北沢にはあるのだとか。
はたして真相は…!?
ちびっこたちは30分かけて町を練り歩き、終了。
14時からは、大天狗・烏天狗をはじめとする総勢100名の「天下一 天狗道中」というメインイベントも行われたが、友人親子との打ち上げで居酒屋で飲んでしまったため、参加せず。。。
2月3日(日)
節分当日。
この日は、昨年も出かけた代々木八幡宮の節分会へ。
代々木八幡宮では毎年2月1日に代々木餅つき唄保存会主催の餅つきが行われている。
福豆と一緒に、その時についた餅もまかれるのがこちらの節分の特徴と言えるだろう。
昨年も参加したのでよく覚えているのだが、カッチカチの餅が飛んでくるというのは意外と恐ろしいものだ。
そこで、今年はこれらの道具を用意。
準備は万端だ。
日曜ということもあって、開始15分前には境内にあふれんばかりの人が。
完全に出遅れた…。
それでも夫に前方へ行ってもらい、私は娘と後ろの方で待機。
そして福男&福女の方々が出てきて、豆まきスタート。
節分のプロたちはみな一様にデカい紙袋を持参。
ビニール袋を一生懸命広げて奮闘するも、投げられたもの(豆、餅、ミカン、落花生など)は次々に目の前のデカい紙袋へと納まっていき、なかなか取れず。
くぅ……完全に惨敗である。
全部で大人の豆まきが4回、小学生以下を対象にしたちびっこ豆まきが2回行われた。
(豆まきと豆まきの間には、神楽殿にてお囃子の奉納も)
収穫っす(私が取ったのは餅3つと豆1袋)。
来年は必ずデカい紙袋を持参しようと心に決めた節分だった。
いただいた豆を年齢の数食べて(本当はそれ以上食べたけど)、一年間の無病息災をお祈りしましたよ!
こういった昔ながらの伝統行事は、日本人として大切にしたいもの。
来年はどこに出没しようかな~?
(teamまめ/香取麻衣子)
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