しかし、まだまだ小さい子どもがいる我が家にとって、山といえば近場の高尾山を中心に低山ばかり。
夏の低山は想像するだけでも苦行で、これまで「夏の間はお山は休みだ!」と自分に言い聞かせてきた。
ところが、山への欲求が止められず、今年はお盆休みのある日に家族を引き連れて山へ行ったのだ。
目的地は、避暑も兼ねて長野県富士見町にある南アルプス北端の「入笠(にゅうかさ)山」へ。
アクセスはJR中央線に乗って八王子駅から各停でゆるゆると約2時間半。
山梨県から長野県に入って2駅目、富士見駅で降りて、駅前から無料のシャトルバスで富士見パノラマリゾートへと向かいます。
水色の中央線に乗るとテンションが上がります |
富士見駅の駅舎 |
富士見駅前になんとも気になる洋食屋を発見! |
このゴンドラがなかなかすごかった!
高低差730mを約10分間でいっきに上ります。
遠くには八ヶ岳連峰を見ることもでき、目の前に広がる景色も絶景!
さらに、下の方に目をやると、こんな光景も。
ゴンドラ山頂駅から山麓までMTB(マウンテンバイク)のコースもあって、MTBに乗った人々が山肌をガンガン駆け降りていきます。
ゴンドラから見ていてもそのスピード感は迫力満点!
ここ富士見パノラマリゾートは、夏は登山やマウンテンバイク、パラグライダー、冬はスキーと様々なアクティビティを楽しむことができるようです。
さて、山頂駅に着くと、空気もガラリと変わります。
1780m地点まで上ってきたので、山麓に比べて気温も約5度ぐらい低くひんやり。
入笠山はここから入笠湿原を通って約60分。
入笠湿原では、地上ではあまりお目にかからない高山植物がたくさん出迎えてくれました。
(ゴンドラに乗るともらえる「入笠に咲く花 散策ガイドBOOK」を参考に花の名前を調べました。間違えていたらごめんなさい!)
オトコエシ |
ヒヨドリバナ |
シシウド |
シモツケ |
コオニユリ |
ヤナギラン |
コハギボウシ |
きれいな花に囲まれて、まさに“天空のお花畑”といった感じ。
入笠湿原といえば、6月に咲く日本すずらんが有名のようだけど、8月もさまざまな高山植物を観賞することができます。
きれいな花々と一面の緑、広い空に囲まれて、気分もリフレッシュ!
入笠湿原を抜けて、ようやく入笠山山頂を目指します。
しかし、山道という山道はほんの30分ぐらいで、あっという間に標高1955mの山頂に着くことができました。
頂上からは360度の大パノラマが楽しめます♪ |
山頂を後にして、お待ちかねのお昼ごはんは、ビーフシチューが名物の「マナスル山荘」へ。
残念ながら、お目当てのビーフシチューは(その日は)宿泊者限定ということで食べられなかったのですが、代わりにいただいたカレーもまた絶品でした!
感謝感謝でございます。
今回はゴンドラを使ったお手軽登山。
汗をかきかきしながら麓から頂上を目指すのもいいけれど、たまにはゴンドラを使って体力を温存しつつ、その分周りの景色や植物をたっぷりと愛でるというのもいいものです。
入笠山、これからの季節なら紅葉や雲海が見られるそうで、おすすめです!!
(teamまめ/香取麻衣子)
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