2018年7月26日木曜日

元祖ピルスナーを求めてチェコへ。泡100%のビールに遭遇。


一年中ビールが好きで、最近はクラフトビールの虜になっている、自称ビア子です。

しかも、醸造所が急増している中央線沿線在住民ゆえ
今夏は猛烈にうれしく、まさに「クラフトビール の夏が来た!」の日々。

が、普段の家ビールは、クラフトビール ではなく大手メーカーの缶ビール。
ビール のスタイルで言うと、ラガータイプの「ピルスナー」を飲んでいる。

サッポロ・黒ラベルもサントリー・プレミアムモルツも、全部「ピルスナー」。
つまり、日本で一番馴染みのあるビール のスタイルが「ピルスナー」と言うわけだ。

このピルスナーの原型は、チェコの南西部にある「ビルゼン」生まれで
日本のビールのルーツはチェコにあると知ってから、チェコへの旅を夢みていた。

そこで今回は元祖ピルスナーを求めて、チェコへひとっ飛び……
うちから一番近いチェコ!
地下鉄丸ノ内線「四ツ谷三丁目」から徒歩3分でたどり着く、
チェコビールとチェコ料理専門店へ。

店名は、「だあしゑんか」。




以前は消防署の近くのビル2階にあったが、今年2月に移転。
荒木町杉大門通りのビルの地下で営んでいて、チェコの国旗が目印だ。
階段を降りると手作りの「OPEN」サインが出ている。



店内は、チェコの絵本や文学がいっぱい。
ビールや料理だけでなくチャコの文化にどっぷりと浸ることができる。

さて、お目当のビールは「ピルスナーウルケル 」。
ウルケル とは「元祖」の意味で、文字通りピルスナーの元祖を誇るビールだ。

「だあしゑんか」は、空冷樽生を現地そのままのコンディションで提供している、
日本では数少ないお店。

迷わず「ピルスナーウルケル」を注文するが、おひとりさま限定の「ちょこっと呑みセット」がお得。樽生300ml(500mlもある)と、ミートローフ、ザワークラウト、ピクルス、グランモラビアチーズ、オリーブが盛られたプレートがお値打ち価格で。














ふんわりきめ細やかな泡。ちょうどいい温度、バランスのいい苦味で、
からだにす〜と馴染んで気持ちよく吸収していく感じだ。
そして、チェコのお皿に乗っかったつまみと、すばらしく合うことよ!

あっという間に飲み干して、次は何にしようかなとメニューを眺めていたら、
気になるメニューが。

「ウルケル ミルコ」。

「ミルコ」とは、牛乳の意味で、見本の写真ではグラス中、泡だらけで
試してみたくなった。




えーーーーーっ!?
あわわわ〜、本当に泡だけだーーーっ!


  


チェコから取り寄せた希少なタップから、
店主・高野文雄さんによる芸術的なサーブで注がれるミルコは、
まさに泡を楽しむための一杯。
クリーミーな口当たりの向こうにちゃんとビールの味がする不思議に感動だ。

そして、少し時間を置くと、泡が液体に変化していく。

ゆっくり飲むと、泡もビールも両方楽しめる。

おかわりしたなら、つまみも欲しくなり、
豊富なチェコ料理から、定番の「ブランボラーク」(写真下)を選んでみた。
ジャガイモをすりおろして焼いたお好み焼きみたいなパンケーキ。
マジョラムが効いてるのが特徴で、これまたウルケルにぴったり。

日本でも、お好み焼きにはビールですよね〜。
























おかわりも、あっという間に飲み干してしまった。
加齢とともにビールの消費量が減っているビア子ですが、
「ピルスナーウルケル」は、アルコール度やや低く、
嬉しいことに(恐ろしいこと?)するすると飲めてしまう。

チェコは、一人当たりのビール消費量が150リットルで、
「世界一」と聞くが、このおいしさ飲みやすさ、深く納得。

ピルスナーの元祖&泡だけのビールに出会える四谷三丁目のチェコ、
もし出会ったら、乾杯しましょ。


店名 だあしゑんか
住所 東京都新宿区舟町5-25 B1F
OPEN  月水木金は18時〜24時、土日祝は17時〜23時
火曜日定休

(松井一恵)










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