2013年11月5日火曜日

商売繁盛を願って、花園神社酉の市へ!

11月といえば酉の市。
というわけで、今年も花園神社の酉の市(大酉祭)へ行ってきた。

と、毎年の恒例行事のように語っているが、まだまだお尻の青い“酉の市2年生”。
酉の市を初めて体験したのは昨年のことで、1年生だった昨年は1000円のいちばん安い熊手を買った。
境内には威勢のいい掛け声や三本締めの拍子木の音が響きわたり、その活気ある雰囲気といったら!
すっかり酉の市に魅了されたのだった。


そもそも酉の市とは。
大鳥神社(鷲神社)のご祭神、日本武尊(ヤマトタケル)が東夷征伐の際に戦勝祈願をし、帰還したときにお礼参りをしたことにちなみ、日本武尊の命日である11月の酉の日に行われるようになったそう。
新宿大鳥神社は花園神社の境内にご鎮座し、こちらでは明治時代より酉の市が始まったのだとか。
“福をかきこむ”といわれる熊手を買って、開運招福・商売繁盛を祈願する行事だ。

私もライターのはしくれとして、今後ますますの商売繁盛を願わずにはいられない。
というわけで、花園神社へいざ!



花園神社前を走る靖国通りは露店がズラリと並び、人・人・人で思うように動けないほどの混雑ぶりである。
鳥居をくぐると混雑度はいっそう増し、たかだか数十メートルぐらいの距離のはずなのに、社殿にたどりつくまでに5分ぐらいかかった。





ようやく社殿にたどりついたが、めまいを引き起こすほどの長~い参拝の列!
今回は参拝を割愛して、まずは昨年の熊手を納めにいくことに。
境内には「納め大明神」なるものがあり、こちらで参拝を済ませ、脇の手すりから外に向かって昨年の熊手を投入れる。

納め所は社殿の右脇にあり。こちらもまた行列



昨年の熊手を納めたところで、早速今年の熊手を買いに行くことに。

熊手は店にもよるが一番安いもので1000円をきるものから、高いもので数十万クラスのものも。
(聞いた話では、こちらの酉の市のいちばんの高額熊手は50万円だそうだ。ひぇ~!)
安いものは下の方に置いてあり、高いものは天井近くに堂々と飾られている。
大きな熊手は飾りも立派で、見ているだけでも楽しい。




天井近くに飾られる高いもので数十万のものも。
鯛や鶴、打ち出の小づちなど、縁起もののオンパレード

そして、毎年そのお店を訪れるお得意さんには、ますますのご利益がありますようにと、拍子木での三本締めが行われる。
こういった昔ながらの風習はすごく粋で憧れる。
私もいつか三本締めをしていただけるぐらいの熊手を買いたいものだ。



私はというと、昨年も買ったおじさんの店へ。
昨年はどこで買えばいいのかわかないので、一番はじめに声をかけてくれたお店で買うのもまたご縁だと思いふらふら歩いていたら、声をかけてくれたのが根本商店さんだった。

「お店は毎年同じ場所に出しているからねー」と昨年教えてもらっていたので、店番号を頼りにたどりつくことができた。




ところで、熊手は昨年よりも大きいものを買い求めるという習わしがある。
年を追うごとに商売が上手くいきますようにという願いを込めて、それに合わせて熊手も大きいものへと買い換えていくのだ。
酉の市1年生だった昨年は、一番安い1000円の熊手を購入。
今年は2000円のものをお願いした。

「この一年もいいことがありますように!」と送り出していただき、気分上々。
何よりも昨年ご縁があったおじさんにまたお会いすることができてうれしかった。
来年もまたおじさんに会いに行こう。


さて、今年の熊手はこちら。
まだまだ小さいし、装飾品も紙やプラスチックといった簡素な素材のものだけど、昨年と比べたら少しランクアップした気がしませんか?
来年はもっと大きい熊手が買えるように、ますます仕事もがんばろうと気分を新たにした1日だった。



まだまだ続く酉の市。
二の酉は15日、三の酉は27日に行われます。
さらに花園神社では、前夜祭として14日、26日にもやっているので、ぜひ酉の市の雰囲気を味わいに足を運んでみてください♪

(香取麻衣子/teamまめ)


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