2013年3月26日火曜日

海沿いの秘境駅、海芝浦駅へ

鶴見駅に着いたのが、11時32分。
乗ろうと思っていたのは、11時30分発の鶴見線。
乗り遅れた……。
久しぶりに顔面蒼白。電車ってば、嗚呼無情。


電車に乗り遅れたぐらいで大げさだ、と思うかもしれない。
だが、昼間の鶴見線はなんと2時間に1本ペース。
春なので、とっておきのピクニックスポット“海芝浦駅”に向かうべく、夫、娘(2歳)、鶴見在住の友人を召集し、鶴見線に乗り込むはずだったのに。
都会なのにどうなってんだ、とぼやくも、海芝浦駅への想いはますます強まるばかりだ。

目的地はここ

予定変更

落ち込む私を友人、夫、そして娘までもなだめてくれて、とりあえずどこかで持参した弁当を食べることに。

向かったのは、鶴見駅から徒歩5分ぐらいのところにある総持寺。
こちらは全国にある総持寺の大本山で、15万坪の寺域を誇る。
友人情報によると、かの石原裕次郎氏のお墓もこちらにあるのだとか。





境内には大学もあって、とにかくだだっ広い!

梅や早咲きの桜が咲いていた












そんな一角で、なかなか洒落た木のイスを見つけたので、そちらでお昼をいただくことに。
じゃじゃ~ん。


いただきま~す
(茹でただけの卵、ブロッコリーほか、冷凍食品を多用した、ザ・手抜き弁当!)


ちょっと予定変更はあったものの、なかなか周囲の眺めも良く、
木の上のカラスにずっと食料を狙われていたものの、絶対渡してなるものかいう気迫で乗り切り、
楽しいランチタイムを過ごすことができた。
ありがとう、総持寺。




気を取り直して、海芝浦駅へ

総持寺を後にした、我々一行は再び鶴見駅へと向かった。
13時30分発海芝浦駅行き。
今度こそ!

この景色が見たかったんです!



2時間越しの夢が叶い、一路海芝浦駅へ。
浅野駅を出ると、電車は海沿いをガタゴトと走る。
車窓から広がるのは、京浜工業地帯!
石油タンクは迫力があって、めちゃくちゃかっこいい。



興奮するもあっけなく10分強で、目的地の海芝浦駅に到着。
次の出発は14時ちょうどなので、わずか20分の間、駅を楽しむことに。






海芝浦駅は、「近くに鶴見つばさ橋、遠くにベイブリッジを望むことのできる景観抜群な海に一番近い駅」という理由で、2000年に「関東の駅百選」に選ばれた。
「海に一番近い駅」との言葉通り、岸壁ぎりぎりのところに立っていて、ホームの向かいはすぐ海だ。

そして、“駅の外には出られない”駅としても有名。
駅の外には東芝京浜事業所があり、東芝の関係者以外は改札の外に出ることができない。


東芝関係者専用改札


主にこの駅を利用するのは、東芝の社員さん。
朝や夕方は1時間に数本走っているが、昼間の時間帯は2時間に1本しか走らないのは、そういうわけなのだ。
この駅で電車を逃すと、昼なら次の電車が来るまで2時間は待ちぼうけとなる。
しかし、この駅を訪れる鉄道ファンは後を絶たないのだ。


そして駅構内には、自販機、トイレ、そして今回ピクニックを企んでいた「海芝公園」がある。


海芝公園はベンチが数脚あるだけの小さな公園だが、眼前には鶴見つばさ橋も見えて抜群のロケーション!
夕暮れはロマンティックに工場夜景を楽しむこともできる。
近いうちに海芝浦ピクニックに再チャレンジしようと心に決めて、14時発の折り返し電車に乗り込んだのだった。


※海芝公園の利用は9時~20時30分まで。

(teamまめ/香取麻衣子)



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