当時勤めていた会社の先輩や同僚と、常磐線を北上するぶらり旅に出かけた帰りに、
相馬駅から上野駅まで乗った「お座敷冬の味覚号」が、初めてのお座敷列車体験でした。
約4時間にもわたる乗車にもかかわらずまったく退屈しませんでした。
それどころか、「またいつか乗りたいなぁ」と完全に私の心を奪ったのです。
そしてこのたび、念願叶って前回と同じメンバーでお座敷列車に乗ることとなりました。
お目当ての列車は甲府発なので、なんとしてでも甲府駅までたどりつかねばなりません。
いざ出発!
まず乗りこんだのは、9時2分新宿発の「ホリデー快速ビュー山梨号」。
ボックスシートも完備。
ロングシート(通勤電車にありがちな長い座席)では、せっかくの旅なのに盛り上がりに欠けますよね。
予想していたより空いていたので、4人がけのボックスシートを2人で贅沢づかいすることに。
幸先よいスタートです。
時刻は11時過ぎ。
というわけで早めのお昼をとることに。
駅員さんにおすすめのほうとう屋さんを聞いて教えてもらったのがここ。
『歩成(ふなり)』は「第2回ほうとう味くらべ真剣勝負」というイベントで優勝したのだそう。
否が応にも期待は高まります。
注文したのが、お店の看板メニューである「黄金ほうとう」と、2010年B-1グランプリで優勝したキング・オブ・B級グルメ「鳥もつ煮」。
それとビール大瓶1本。
まずは、鳥もつ煮500円。
甘辛のタレがからめてあり、
最高にビールに合う!
お待ちかねの黄金ほうとう1300円。
甲州ワインを飲ませて飼育したという豚の肉をはじめ、地元産の野菜やキノコ類がた~っぷりと入っています。
ほうとう麺も、汁に溶け出てグニャグニャになることなく、程よい歯ごたえと小麦の旨みが感じられました。
ボリュームもあったけど、ぺロリと完食。
地元民の情報はやはり外しませんね。
次にほったらかし温泉へ。
笛吹川フルーツ公園をさらに上った奥地にある有名な温泉です。
土日はものすごく混雑するらしいですが、その日の朝は雨が降ったためか奇跡的に空いていました。
入ったのは「こっちの湯」。
曇っていたため、正面にあるはずの富士山は拝めなかったけど(なぜか地元の人には見えているようだった)、盆地を見下ろしながらの露天風呂は最高でした。
「佐藤錦」をはじめ、「紅秀峰」、「高砂」などさまざまな
品種があって、食べ比べができます。
自分でもぐのはテンションが上がります。
50粒以上は食べたはず!
7月は桃、秋にはぶどうのフルーツ狩りができるので、
また訪れたいです。
さてさて、グルメ、温泉、フルーツ狩りを楽しみ、女子旅の王道を満喫していますが、
ここまではオプション。
あくまで旅の目的はお座敷列車なのです!!!
甲府駅に到着。
出発前に忘れちゃいけない大事な準備があります。
出発前に忘れちゃいけない大事な準備があります。
駅前にある山交百貨店の地下食品フロアでビールやおつまみを購入です。
ようやくホームへ。
来ました!
「お座敷山梨さくらんぼ号」。
鉄ちゃんたちにまじってわたしも必死に撮影。
じゃーん。
次に車内へ。
靴を脱いであがります。
掘りごたつ式になっているので、足をぶら~んとリラックスできちゃいます。
カシオペアが「走るホテル」なら、こちらは「走る宴会場」といったところでしょうか。
楽しい宴がスタート。
すでに昼食にほうとうを、デザート代わりにさくらんぼもたらふく食べているので、おつまみにはさっぱりとしたものを中心にチョイス。
(枝豆、ミニトマト、なすの浅漬け、鉄火巻き、そして再びの鳥もつ煮など)
飲んで、食べて、しゃべって、ほかの車両も探検して……と過ごしていると、あっという間に2時間が過ぎ、新宿駅に到着です。
次回はもっと長時間乗りたいなぁ。
ちなみに、以前に乗った「お座敷冬の味覚号」で使用されていた車両には、ナゾのディスコ風フロアがありました。
ねっ、お座敷列車、気になるでしょう?
(teamまめ/香取麻衣子)
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