ラベル 手っ取り早く韓国気分 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 手っ取り早く韓国気分 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2013年12月9日月曜日

外国人に優しい!? 韓国の住宅事情

11月末、吐く息が白く、愚鈍な空色のソウルで二度目の留学生活が始まりました。
到着当日のみ安宿に泊まり、翌日には住居探しを開始してそのまま契約。
保証人も保証金もいらず、空いていたので即入居しましたが……日本ではあまり考えられませんよね。
ということで今回は、隣の国でもここまで違う韓国の住宅事情をご紹介します!

「住宅事情」なんてでっかいことを言いましたが、触れるのはほんの一部。

韓国にも日本と同じく、分譲住宅、賃貸住宅がありますが、私のような外国人留学生にとって気軽で都合がよく、かつ日本にはない「考試院(コシウォン)」という賃貸住宅の一つです。

「考試院(コシウォン)」はもともと、漢字が表しているように、公務員試験や司法試験を受ける受験生に勉強部屋として貸していたのがはじまりだそうです。

「ここで眠れたらいいのに」「ここでシャワーを浴びられたらいいのに」。
受験生がそう願ったかどうかはわかりませんが、勉強部屋にベッドが備えられ、洋服ダンスが入り、シャワー室ができて、住居としての地位を確立したのかもしれません。

余談ですが、コシウォンなのにそうは名乗らず、なんだかかっこいい名前を付けているコシウォンがたくさんあります。 





「コシウォン」











「コシテル(コシウォン+ホテル?)」

「ワンルームテル(ワンルーム+ホテル?)」



 「オフィステル(オフィス+ホテル?)」
「レジデンス」








ほかにも「リビングテル」「キャンパステル」なんて看板も見かけますが、明確に線引きする条件はなく、言ったもん勝ち? な境地なのでしょうね。

ただ何件か内覧してわかったのは、「〜テル」と名乗っている部屋には室内にシャワーがある場合が多かったです。

部屋の広さはたいてい2畳〜3畳前後? 想像以上に狭くて、びっくりすると思います。(上で挙げた「オフィステル」は、その名のとおり仕事場を兼ねることもできるため例外)

その小さな空間に、ベッド、洋服ダンス、棚、机、ミニ冷蔵庫、テレビが備え付けであり、台所とトイレ&シャワーが基本的に共同。
最寄り駅からの距離、男女が同じ階に住んでいるかどうか、室内にシャワーや窓があるかどうかなどで価格に差が生じ、家賃によって室内の設備も変わりますが、ソウル市内どこへ行っても安ければ2万前半〜、文句なしの設備・立地なら〜5万ちょっと、が相場のようです。

では、私の部屋はと言いますと。
最寄り駅から徒歩1〜2分の「ワンルームテル」の3階を借りました。


 

共同の玄関を入ると、壁一面が下駄箱になっています。
玄関はカードキーで開けるようになっていて、住人でなければ出入りできません。住人にとってはありがたい、しっかりめのセキュリティです。


いくつも部屋が並んでいるの、わかるでしょうか?


















「ワンルームテル」と言いながら、シャワーは共同でいいので室内にはなし(部屋によってはあり)。
窓がないと息苦しいので窓ありを選びましたが、外が見えないので意味なしです。とほほ。
ベッドカバーはきれいなものを準備してくれますが、布団は自分で用意しました。












ありがたいベッド下の収納。














備え付けのテレビと机。

机の下に、












冷蔵庫があります。

机の上には、
棚があります。














引き出し3段がついた洋服ダンスもあり、荷物は十分収まりました。

















狭いけれど、トイレ兼シャワーが1フロアに2つ。
女性しかいないフロアなので、シャワーを浴びたい時間帯が重なるかもな、と思っていましたが、今のところそんなこともなく過ごせています。













自由に使えるアイロンと掃除機。














女性が使える洗濯機は、最上階の5階に3台。洗剤も使い放題です。

グチを一つ。
洗濯は夜や週末にかち合ってしまうことが多く、順番待ちになることもしばしば。所要時間が表示されるので、なるべくその時間に合わせて行くのですが、たまに忘れると洗濯物が取り出されていることがあります。勝手に人の洗濯物に触らないでほしい……。













干し場も最上階にあります。
ほんの気休めですが、私は加湿器代わりに室内に干しています。
韓国は乾燥がひどいのです。










ベッドカバーのような大きなもの、または洗濯物はお日様で乾かしたいという場合は、屋上も解放しています。

左に写っているのは、韓国のドラマや映画でたまに見かける大きな縁台「ピョンサン」。
暑い時期にここでビールを飲んだら気持ちいいだろうなぁ。




同じく最上階にある、共同の台所。

簡単なテーブルとイスもあるので、狭い部屋に食べ物の匂いがこもるのがイヤという人は、ここで食事もできます。









台所で提供してくれるものも、コシウォンによってかなり違いますが、ほぼ100%、ご飯とキムチはあります。
そこへラーメンが加わったり、卵が加わったり。














ご飯は2種類。













ラーメンはなんと6種類!!!!!
ご飯といいラーメンといい、こんなコシウォン、初めて見ました。











そしてやっぱり、何はなくともキムチ。














塩、トウガラシ、ダシの素、油は常備されており、鍋やフライパンなども自由に使えます。











電子レンジ、ウォーターサーバー、コーヒーメーカーもあります。

このコーヒーが、またうまいんです。
真のコーヒー好きは飲めたもんじゃないと思いますが、濃くて甘くて、どういうわけかカカオの香りがする、韓国のコーヒーにしかない味。
小さな紙コップに半量ほど注がれる、その量もちょうどいいのです。




以上。これが今、私が暮らす部屋です。
駅から近く、建物も新しめできれいで、設備も整っている方なので、この界隈ではお高めの38000円/月。
どうです?
安いですか? 高いですか?
それより何より、ここで暮らせますか?

**********************************************************************************************************

狭いし、ほかの人の生活音が聞こえるし、決して最良の住処とは言えませんが、この国での私の、身の丈に合った部屋だと思っています。
(でも両親は、いい年の娘がこういう部屋に住むのはイヤらしいです。まぁ、その気持ちもすご〜く理解できますが)
今は冷蔵庫や洗濯機など、必要最低限の家電が備え付けられているワンルームもあるようなので、「いつかはワンルームに!」が今の目標です。
(teamまめ/阿部真奈美)

2013年10月8日火曜日

関西で「韓国」に触れる〜生野(いくの)さんぽ〜

東の新大久保、西の生野。日本を代表するコリアタウンだ。
大阪に住む姉夫婦によれば、かなり観光地化された新大久保と違い、生野は人々の生活の匂いが感じられるとか。
一度焼き肉を食べに連れて行ってもらったことしかなかったので、じっくり歩いてみることにした。

まずは生野区内にある、こちらも韓国色が濃厚で知られる「鶴橋」へ。
近鉄線、JR、大阪市営地下鉄が走る鶴橋駅周辺は細い路地がいくつも走り、総店舗数800、6つの市場や商店街からなる「大阪鶴橋市場」と呼ばれている。




韓国料理、韓国食品、青果、鮮魚、生活雑貨、民俗衣装などの専門店が軒を連ね、「市場」と呼ぶのがふさわしい活気だ。












トウガラシは粗さの違うものが数種並び、蒸し豚は塊のまま豪快に。寝具も日本にない華やかな色みのものが重なる。
クロネコヤマトのお兄さんがいなければ、韓国の市場と言われても信じてしまいそう。

市場内に設置されていたマップを眺めていたら、おじさんに声をかけられた。
生まれも育ちも鶴橋で、長く市場内で革製品やバッグを販売しているというおじさん曰く「今はだいぶ観光客が多くなったんやで」と。
戦後の闇市が起源の市場は、現在店主が2代目、3代目に代替わりし、韓流ブームの影響もあり、観光客向けの店も増えたとか。



今回の目的の一つだった「珈琲館 ロックヴィラ」へ。
ここの有名な食べ物が……

キムチサンド(600円)! 
トーストされた食パンの間に、マヨネーズで和えたゆで卵、キュウリ、ロースハム、そしてキムチがしっかり挟まっている。 
「キムチは何にでも合う」と考えた店主が作った、今や鶴橋名物の大本命。 
マヨネーズとキムチの酸味が、意外や意外よく合う。水分が抜けたようなキムチの食感と、瑞々しいキュウリの食感の対比も楽しいのだ。ほかのお客さんの注文もほとんどがこれ。お持ち帰りも人気だった。

まずは目的を果たし大満足。
駅から徒歩約10分のところにある「生野コリアタウン」へも足をのばしてみた。
「千日前通り」という大通りを鶴橋駅を背にして進み、「玉津3」交差点を右折。

近鉄線の高架下を抜け、3つ目の信号を左折した

「桃谷(ももだに)3丁目」周辺が「生野コリアタウン」だ。
「御幸(みゆき)通り」を含む300mほどの通りに約150軒の店が集まる、日本最大規模のコリアタウン。 
こういう小屋風の焼き肉店や、 
 店内で唐辛子を挽いている店、
 八百屋でも、トウガラシ、ニンニクの占める種類・量がやっぱり違う。


その一方で、








 鶴橋市場より、ブラブラ歩きながら楽しめる屋台グルメが多く、だいぶ観光地化されている印象。

 こんなのもあった。

キムチ店の前には人だかりができており、

私もミョウガ(500円) と
 ヤマイモ(500円)を購入。


 鶴橋市場は、定番の白菜、大根、キュウリのキムチが主流なのに比べ、生野コリアタウンはミョウガやヤマイモ以外も、セロリ、レンコン、キャベツ、ゴボウなど、変わり種が多く目についた。

再度鶴橋駅前に戻り、この日の大阪は最高気温32度もあったため、韓国のカキ氷「パッピンス」で休憩をした。
「韓流カフェ 茶母(たも)」は韓国の伝統茶やスイーツがウリ。カフェといいつつ、店内で作っている純豆腐(スンドゥブ)を使い、しっかり食事ができるメニューも充実している。
 小豆とヨモギのお餅、アイスクリーム、ミスカル、練乳がのったパッピンス(480円)は、
 見た目はよくないが、全部かき混ぜて食べるのが韓国流。
「ミスカル」とは、大豆や麦、玄米などを粉状にしたもので、韓国ではお湯や牛乳で溶いて飲む栄養ドリンクとして親しまれている。私の舌にはきな粉とまったく同じだが、韓国人の友人に聞くと、香ばしさがまるで違うらしい。
小豆と練乳の甘さが疲れを癒してくれた。歯切れのいい韓国餅も氷で冷えて、さらに弾力を増していたような。

生野コリアタウンで買ったキムチ2種に、甘鯛、ホバッ(韓国カボチャ)、シイタケのジョン(チヂミ)でこの日の食卓が豪華に。ごちそうさまでした。



行く前までは、駅周辺に栄えた鶴橋市場が観光地化され、生野コリアタウンの方がまだまだディープ感が残っていると予想していたが……
(私が見た感じ)それが逆だったことに驚いた。

まだまだ歩き甲斐のありそうな、鶴橋市場に生野コリアタウン。
また絶対に行こうと思う。

(阿部真奈美/teamまめ)