2012年9月11日火曜日

      魅惑の那須高原野菜!

那須に暮らしていて、よかったぁ!と思うこと。

それは野菜が新鮮で美味しいこと。

都内でも新鮮な高原野菜を売りにするレストランは少なくないけども、那須なら近所の産直ででも安くて新鮮な野菜が手にはいります。

今日はそんな那須高原育ちの野菜の中でも、化学肥料や農薬を使わないで野菜を育てている、成澤菜園を紹介します。

成澤菜園は、那須街道から一本入ったペンションが立ち並ぶ細長い路地にあります。週末には都内から遊びに来た人がごっそり買いにくる、知る人ぞ知るお店です。

 
この日はお店がスタートする朝9時。人影が見えるけど基本、無人販売です!
 
 
 
 
コリンキーに黒いもちきびとうもろこしに、カボチャ! ほかにもいろいろありますが、あまり見かけないお野菜が宝石のように鎮座しおるのですっ。
 
もうキッラキラ。
しかも安い。。。コリンキーももちきびとうもろこしも、かぼちゃも100円です。
ちょっと興奮しちゃいます^^;
 
作り手の成澤さんに収穫の場を見せてもらいたいとお願いすると、快諾してくれました。
 
日を改めて朝7時に出陣! その日はあいにくの小雨。成澤さんご夫妻が運転するトラックについていき、山深い畑におじゃましました。

 
山間に佇む広々とした畑では虫の音が聞こえ、朝露の湿気にまとわれていると、
なんともいえない心地よさです。晴れた日は山が望めて絶景なんですって!
 



そんな中でもおふたりはキビキビ。がんがん収穫を進めていきます。
 
売れるものよりも、自分たちが食べたい野菜を作っているそうで、扱っている野菜は原種に近い品種が多いそう。一見ふつうにみえるナスでも、今店頭に並んでいるものの親にあたる真黒ナスというものですって。
 


 
この畑は無農薬なだけでなく、無肥料で育てているそうです。無肥料のほうが必ずしもいいというわけではないそうですが、「土のバランス」がよければ手を加えないほうがよいと話してくれました。
 
農薬を使ってしまうとバランスが崩れてしまうんですって。
 
無農薬で野菜を育てるのってとても難しいんですよね?とたずねると、
「時期に合ったものを育てる。適期適作を心掛ける」ことで、野菜がしっかり育つのだと話してくれました。
 
 
成澤増雄さんと奥さんのひみ子さんは10年前に東京から那須に移り住み、3年かけて畑を始められたそうです。畑を借りるのも大変だったそうですが、借りた荒地を重機でならすことからスタートさせ、かなりのご苦労があったそうです。



昨年は福島の原発事故もあって、売り上げが半減してしまうという事態も。。。。
 


そんな中、成澤さんたちは、栃木、福島、茨城などの有志の農家さんとともに、土木的な除染ではなく、有機的な除染を行おうと、グリーンオイルプロジェクトというのを行っています。

もともと田んぼなどがあったところにひまわりや菜種、大豆などを植えて、食用オイルにしているんですって。



この場所も元は田んぼ。

早く田んぼに戻れるといいなぁ。。。

このプロジェクトに参加したい人は、収穫のお手伝いや出資などさまざまな形で参加することができるとのこと。ご興味ある方はぜひ。

 
 
さてさて、野菜たちのお味の感想も!

黄色いかぼちゃの仲間、コリンキーは薄くスライスしてそのままサラダで。ちょっと青いパパイヤに似た食感でした。

サンマルツァーノもあったので、トマトソースにしてみました。




これ、絶品!今までトマト缶で作ったトマトソースをそんなもんと思って食べていましたが、まったくの別もの。
ショックなほどです。

成澤菜園さんはネット販売もされています。

 

                                   (前田真紀/teamまめ)
<成澤菜園>                  
栃木県那須郡那須町高久乙820-155
http://www7b.biglobe.ne.jp/~narusawa-saien/