天高く馬肥ゆる秋はとっくに過ぎたけど、、、
馬恋し。
なぜって、年賀状の発売も始まって、来年の干支がちらちらと目に入り始めたから。
それで、冬晴れのある日、思い切って会いにでかけたのです。
馬に会える場所と言えば、、、ここ、ここ。でも、府中ではありません。
あ、もちろん京都でも福岡でもありません。
渋谷から東急バスに乗りまして、世田谷通りをまっすぐ。
東京農業大学の前、「農大前」のバス停で下車して徒歩3分に
馬とランデブーできる場所があります。
JRA〜日本中央競馬会 馬事公苑! 実は、はじめて中へと入ります。
東京ドーム約4個という広さで、乗馬訓練ができる場所、競技大会の会場になるアリーナ、150頭の馬が暮らせる厩舎など馬関連の施設が数々集まっているのですが、
ご近所の親子連れやウォーキングの方々が気軽に入れる憩いの場的存在になっています。
とにかく、カッコイイ馬に会いたい!
本物の馬に会えるかな。期待を持って受け付けのお兄さんに、
「馬はどのあたりにいますか?」と聞いてみた。
すると「今日は出てるかなあ。職員がお休みの日だからいないかも」の返事。
がーーーっん!
電話では、午前中なら競技練習しているよっておっしゃっていたのに、、、。
そうだ。おっしゃっていたから、きっと会えるぞ。信じて広い敷地内にいざ侵入だ!
あちこちに、馬、いますいますよ。
公園の遊具も、おうまさん。
水飲み場も、おうまさん。
おうまさんに見えないけれど、おうまさん。パカパカ。
なかなか本物に会えなくて。木まで、馬に見えてきた。見えないか。
どっちに行けば会えるのでしょう。
馬事公苑、広い!
動くものを発見! と思ったら、係のおじさんでした。広いので自転車移動です。
馬事公苑は、ヒールでは歩けません。土のふかふかした道が多いのです。
おや、これは馬の足跡!? もうすぐ会えそうな予感が、、、。
おっ! あれに見えるは、う、馬だーーーーっ。やっと会えました。
ここは「オープンスクエア」という場所。練習中のようですが、近づいてみます。
走っています。かっこいい。
馬も人も、かっこいい。
なんといっても、おしりがかっこいい。
仲間もやってきたぞ。いっしょに練習です。
少し奥の「ドレッサージュアリーナ」では、警視庁の騎馬隊の新人さんが練習中でした。これは、馬の上でのバランス感覚を身につけるための練習で、馬術の基礎の基礎だそう。いいバランスを保って乗らないと、馬に負担をかけることになるので、この段階でしっかりバランスを身につけることが大切だと、近くにいた担当の方が教えてくださいました。
乗ってみたいと、心から思います。
敷地内には、馬のことを知ることができる仕掛けがいっぱい。
知って親しくなってね、という思いがひしひしと伝わってきます。
一般の人は立ち入り禁止ですが、敷地の一番奥に、厩舎があります。
馬の町、とても静かです。
厩舎の横を歩ける小道も作られていて、馬のお家をすこーし覗けます。
こちらはメインアリーナ。
電光掲示板に観客席もあり、馬術の競技大会などが開催されます。
大会に合わせて見学に来るのもいいな。
走路を颯爽と走るようすなど、日によっては、もっといろんな姿を見学できるそうな。
売店ではお土産も販売。馬にちなんだお菓子?「たべっ子どうぶつ」がありました。
帰り際、受け付けのお兄さんに「会えました!」と言うつもりが、お兄さんがいなくて、おじさんになってました。でも「ありがとうございました」といいつつ、窓口にカッコイイ表紙のカレンダーを発見。よし、記念に買って帰ろうと思い「これはおいくらですか?」と聞いたところ、「これは、どうぞご自由に」。さすが、JRA太っ腹です。
なかなかgoodなカレンダー! ありがたく持ち帰らせていただきました。
カッコイイ馬に会いたくてここ馬事公苑に来たのだけれど、馬と人のつながりの歴史を振り返ったり、馬のことをもっと知りたいと思い始めている私。馬事公苑は、馬との距離がぐっと近くなる、そんな「馬の町」なのですね。
天高く馬恋し冬。入苑無料+おみやげ付きの、にんまり散歩。
2014年に向かって、ひひ〜ん♪ 馬がますます、好きになる♡
東京都世田谷区上用賀2-1-1 03-3429-5101 9時〜17時(11月〜2月は16時まで)無休
(team まめ 松井一恵)