梅雨の晴れ間。奇跡のようにカラッと晴れたら、中央線に乗って山へ行こう。
高尾山は、土日はいっぱい。平日も遠足の子どもたちのパラダイス。
人のお尻を見ながら歩くのは苦手という人におすすめに
こそっとおすすめしたいのが「景信山」だ。
高尾山から陣馬山へ縦走の通過点で、皆さらりと通るあの景信!
おすすめの理由
その一、登りゆっくり50分。山道が表情豊かで楽しい。
その二、山頂は一面茶屋。広々していて気持ちがいい。
その三、大瓶ビール700円がお値打ちすぎて、ぷは〜。
というわけで、冒頭の写真はゴールして一人ゴチる瞬間だ。
景信山へのアクセスを、ざっくりと買いてみよう。
JR中央線高尾駅から京王バス「小仏」行きで20分ほどの終点で下車。
中央線で高尾山を目指すと、京王線に乗り換えなきゃだが
景信山は乗り換えず、バスで登山口へ向かうのだ。
できれば、守屋親子が作成しているすばらしいこの地図を持って出かけたい。
バス停にあるトイレを借りて、道なりに上がっていくと民家の直売所がある。
いつもおいしそうなのが並んでて。帰りに忘れず買いましょう。
直売所から舗装道路を5分くらい歩いたら、最初の看板。
これを見逃さないように山道へ。南東尾根コースがここから始まる。
真下は、中央高速の「小仏トンネル」だ。
最初はやや急で、途中もやや急なところがあるが、なだらかな尾根も通り、
どんな季節に歩いても本当に楽しい。
コースに分岐は一ヶ所だけ。ここまでくればもうちょっとだよ!
コースタイムは1時間10分とあるが、ゆっくり50分、
どんどこ歩けば40分ほどで山頂だ。
山頂に茶屋は2つあって、迷わずこのコースから登ってって左、
トイレに近い方の「景信茶屋 青木」へ。
「景信茶屋 青木」は、広々していていい空気が流れている感じがする。
迎えてくれるのは、茶屋の大将が下界からいつも連れてくるワンちゃんたち。
そして、迷わず、「瓶ビールください!」
大瓶にはもれなく茶屋自慢のつまみが付いてくる。
塩らっきょう、山の芋の煮付け、ふき酢、ふき煮、筍煮と
(ああ、今日ももりもりでうれし〜)→心の声
こんなにもお値打ちな大瓶ビール700円が、他にあるだろうか!?
ひとりごちていたら茶屋の常連さんが近づいてきて、
「これどうぞ」。
さっきから山葵をおろしているのが気になっていたが、
まさかの中トロの差し入れだ。
常連さんたちが「一緒に飲みましょう」と誘ってくださるが、
飲み干した日本酒ワンカップの量の多さにおののき、丁重にお断り。
6月とはいえ夕方は急に暗くなるので、
16時40分の小仏発バスを目指して下山。
くだりは、「ヤゴ沢コース」をただひたすら下りていく。
この標識のすぐ下に細い道があり、ここからがヤゴ沢コースだ。
途中、じわじわと湧水シミる道もあり、空気はひんやり。
スルスルと下山すると、バスが待ってくれている。
(team まめ 松井一恵)