長野県のちょうど中心にある『諏訪』をご存知ですか。
新宿から特急あずさに乗って、2時間程度。
松本の手前にあるのが諏訪エリアです。
界隈精密工業で栄えた界隈一帯は、『東洋のスイス』なんて呼ばれることもあるらしいけれど、
失礼ながらパッと見は一見地味な町……。
しかしながら、意外に、と言ったらこれまた失礼なのだけれど、
実は見どころ満載のエリアなのです。
今日は、わたしが勝手に諏訪エリアを〝アド街”!
なぜ、「諏訪エリア」と呼ぶのかというと、諏訪湖の周辺には、諏訪市と下諏訪町が隣接しているから。
ちょっとややこしいのだけれど、あずさが止まる「上諏訪駅」は諏訪市にあります。
ちなみに、下諏訪町にある「下諏訪駅」は在来線の駅なのであずさは止まりません。
ではでは、早速いきましょう!
まずは第5位から~。
第5位「酒のまち」
造り酒屋が密集する、諏訪市の上諏訪街道。
わずか400m歩く間に
舞姫酒造、本金酒造、伊東酒造、麗人酒造、宮坂醸造
5軒の酒蔵に遭遇します。
ちなみに、この5蔵の呑み比べが楽しめる「呑み歩き」イベントを
春と秋の年に2回、大々的に開催。
2000円のパスポートで、各蔵の出品した酒を、
好きなだけ〝試飲”できるんだそうな。
1日限定のイベントにも関わらず、3000名が訪れるそう。
いやはや、おそるべし!
あまりにも好評なため、今後は毎日呑み歩きができるようになるとか。
呑兵衛の方はぜひチェックを!
第4位「温泉」
諏訪エリアには「上諏訪温泉」、「下諏訪温泉」とあり、湯処の町としても知られています。
温泉宿はもちろんですが、立ち寄り温泉もあるので湯めぐりを楽しんでみては?
ちなみに、上諏訪駅の構内には足湯がありますよ!
電車の旅行の際は、湯加減をお試しあれ~♪
第3位「花火大会」
諏訪湖と言ったら、絶対にはずせないのが花火大会。
毎年8月には「諏訪湖祭湖上花火大会」
毎年9月には「全国新作花火競技大会」が行われ、全国から見物客が訪れます。
両大会とも、当日は、人、人、人!!
通常長野市から車で1時間半程度で行ける道のりが、
この日は帰るだけでも半日以上かかるほどの混雑ぶりですが、一度は見る価値あり!
空に咲く大輪の華と、水面に映るもうひとつの華。
水上で打ち上げられる大会ならではの醍醐味ですよ★
第2位「諏訪大社」
諏訪エリアと言ったら忘れてはならないのが、諏訪大社。
全国各地にある諏訪神社の総本社なのですが、
実は、諏訪大社はひとつではないって知っていましたか?
諏訪大社は4つの境内を持つ神社なんですよ!
諏訪市にある『上社本宮』、『上社前宮』と
下諏訪町にある『下社秋宮』、『下社春宮』の4つから成っているのです。
諏訪大社と言えば、有名なのは、7年に1度行われる御柱祭。
山から切り出した樅の大木にまたがり、
坂(というよりも崖という表現の方が正しい)を滑り降りるというもので、まさに奇祭!
〝御柱”は、各境内で見ることができます。
次回の開催は2016年春。
迫力を間近で楽しみたいという方はぜひ諏訪までお越しください。
ちなみに。
余談ですが、下社春宮のお隣に鎮座する『万治の石仏』も人気の観光スポット。
この独特なフォルムを、かの岡本太郎氏も絶賛したとか。
撮影した当日もひっきりなしに人が訪れていて驚きました。
第1位「諏訪湖」
やっぱり諏訪といったら、諏訪湖!
ワカサギ釣りをしたり、東京湾でも話題の水陸両用バスにのって観光できたりと
実はいろいろ楽しめる諏訪湖。
寒さ本番のこれからの季節は『御神渡り(おみわたり)』に注目です!
毎年、冬には全面結氷する諏訪湖。
年によっては、その氷の厚さが10cm以上にもなり、
さらに、氷点下10℃程度の日が続くと、
湖面の氷が大音響と共に山脈のように盛り上がるのだとか。
これが「御神渡り」。
この御神渡りを見て、その年の農作物の出来高などを占うんだそうです。
毎年、冬の風物詩として県内のニュースで流れますが、今年はどうかな~。
今回書ききれなかったけれど、
実は年間を通じていろいろなイベントが行われている諏訪エリア。
春夏秋冬一年中どの季節に行っても、いろいろな楽しみ方ができる場所は
長野県広しと言えども珍しいかも。
1度と言わず、何度も訪れることをおすすめします!
(teamまめ/松井さおり)