2012年9月25日火曜日

栗きんとんを作ってみた

秋ですね。

ここ数日、栗きんとんが食べたいモーレツな衝動に数年ぶりに襲われておりました。

栗きんとんというと、皆さまはどんなものを想像しますか?
栗鹿の子っぽいやつ?
正月に食べるきんとん?

実は、愛知、岐阜、三重が属する東海地区では、栗きんとんといえば、
栗と砂糖だけで作った、茶きん絞りの栗菓子のこと。
ひろいたての栗の時期だけお目見えする、秋ならではの茶菓子なんです。

中津川、恵那が栗の産地ということもあり、
「川上屋」「すや」「恵那川上屋」「恵那すや」などの栗きんとんが有名です。

中津川に行って栗きんとん行脚したい!
でも、東京からじゃちょっと遠い!

そこで栗について、ちょいと調べてみました。

栗の産地といえば、皆さまどこだと思いますか?

小布施? 中津川? 丹波?
確かに、みなもちろん、産地でございます。
でも、日本一の生産量を誇るのは、なんと茨城県。
陶芸の里・笠間が、まさに栗の産地でして、栗のメニューも百花繚乱♪
栗釜めし、栗納豆、栗プリン・・・・・・などなど、
栗尽くしのラインナップに、こちとら調べてるだけで垂涎です。
しかも、ちなみに栗ひろいの季節は、9月~10月。
折しもちょうど、栗の時期が到来したばかりじゃないですか!

これは栗ひろい&栗を食べ尽くしに行くベと、早速、計画したのですが・・・
決行予定日、まさかの大雨・・・。
うらめしく空を見上げれば、栗への熱き想いが募るばかりです。
しかし、どうでしょう。
八百屋さんに生栗が売られているではありませんか。
しかも、茨城産!

栗きんとんの神様、降臨です。

ネットであれやこれやと探すと・・・おぉ! 栗きんとんの作り方もわかりました!
用意するものはコレだけ! 















①まずはジャブジャブっと水洗い!










②まずは強火で。
 沸騰したら弱火にして、ひたすら40~50分、茹でる!
(もちろん、蒸してもOK)










③栗をひたすら、ほじりまくる!










④いっぺん、裏ごしすると口どけなめらか。
しなければ・・・栗の醍醐味、味わえます。
半分裏ごし、半分そのままってのもアリっす。

⑤砂糖を、栗の量のだいたい3割程度(味見しながら好みの甘さに調整)加えたら、
鍋に入れ、弱火で練りまくる!

みるみるうちにしっとりしてくるんですよ、これやると。
あまりのしっとりさに、思わず撮り忘れてしまいました。

そして、フィナーレはこれ!


手ぬぐいやふきんを濡らしたら、
てるてる坊主作るみたいに栗を茶きんで包んで、絞っておしまい!

ま、不格好なのは、ご愛嬌ってことで。

でもこれが、栗のぽくぽく感と香りが、丸ごとギュッと凝縮されていて、
初めてにしては、なかなかええんじゃないの!
と一人自画自賛。
意外と簡単なので、秋の味覚、ちょいとお試しくださいましな。

と、作ったのはいいのですが・・・、
よりよって近所の和菓子屋にも売ってました、栗きんとん。
しかも、白餡入りとかじゃなくて、ちゃんと栗と砂糖だけで作ったものが!

気軽に食べられました・・・ね。










プロの味はさすがに・・・なめらかしっとり~で、
とてもおいしゅうございましたよ。

(teamまめ/佐藤さゆり)