高尾山には、ケーブルカーもリフトもあるから、山麓の清滝駅から山上の高尾山駅まではひとっとび。
でも近年、こちらに乗るのにも大行列となるので、下から歩いて登るのも気持ちいいもんです。
ということで、まずは麓で腹ごしらえをば。
高尾山といえば、そば。
昔と違い、今は地粉はないけれど、昔から旅人の腹ごしらをしてきた味な店が、密集しているのだ。
鮎の塩焼きと骨酒もあるけれど、まずは我慢我慢だ。
今回お邪魔したのはこちら。
窓の向こうではせせらぎから引いた水が落ち、緑に心が洗われるよう。
そして、名物とろろそばをずるずるっとすすれば、お汁が味わい深く、粘りある体力を充填だ!
ということで、改めてレッツゴー。
山頂駅までは約1時間。
山上には、茶屋もさる園も並ぶけれど、すべては後のお楽しみとばかりに、突き進んでいきます。
薬王院を参詣したら、奥の院へ向かいそのまま、いざ山頂へ。
山頂で、お待ちかねのビールをグビグビとやったところで、路地にいい茶屋があるではありませんか!
緑を 間近に感じるテラス席はたまらない特等席。
しまった、ここでビールを飲めばよかった!
けれど、ここで千鳥足になるわけにもいかないので、今回はコーヒーと洒落込んでみます。でも、次回はここでカレーを食べてみたいな。
さて、山頂から小仏峠へと向かう道筋を少し奥へ足を伸ばしてみると・・・
ここは極楽の入り口か?
なめこ汁は、えもいわれぬ滋味深いお味。疲れた体に染み入ると同時に、細胞へと行き渡っていくよう。
「まさか地のなめこですか?」
「ははは、まさかまさか。ここは国定公園内だから、採っちゃダメだし、栽培したとしても、とてもとても足りないよ〜」
ゆったりと飲み干して帰る際には
「ちゃんと富士山拝んだ?」と声が。振り返ると、生憎の曇天にぽっかりとお顔を覗かせてくれてました。
おかげで下山の足取りも軽やか。
さぁて、お次はおやつの時間と思ったら、あらら、山頂滞在時間が思いの外かかってしまって、さる園探訪も、団子制覇もできない???
そんななか、ギリギリセーフで間に合った2件へ突撃。
高尾山のだんごは、一見、同じに見えて、茶屋ごとに味もネーミングも違うのだ。
まずは「権現茶屋」のごまだんごを。
金銀の2種類があって、金の方がごまの風味が濃いんだそうな。
おぉ、ゴマの風味が後から後から、香ばしく立ち上る! これはイケる!
お次は「香住」の三福だんご。なにやら縁起のいいネーミングだこと。
こちらは、五平餅のお団子版。くるみ味噌の甘辛さがたまんないっ!
どちらも炭火焼きされた柔らかくのびる餅で、下山エナジーも補充完了だ。
いつか、団子制覇と山頂カレーを目指すぞ!!!
(佐藤さゆり/teamまめ)