のと里山空港ができてグンと近くなった能登半島。
2015年3月14日には、いよいよ北陸新幹線も開通! 東京⇔金沢が2時間28分に!
遠かった能登半島、能登半島好きとしては、ますます便利になってうれしい限り。
そして、絶賛放映中のNHK朝ドラ「マッサン」に続く「まれ」は能登が舞台、、、
今年は、能登半島が注目さていますぞーーー!
ざっぶ〜っん
波の花舞う荒々しい日本海にようこそ。まずは、冬の海の幸をいただきましょう。素材の味をダイレクトに楽しむのなら、なんてったって、シンプルに炙るのが最高です。
ひゃ〜、とんび(イカの口)の串焼きを、ジリジリ、卓上コンロで炙っています。
この卓上コンロ、実は、奥能登の産物のひとつなのです!
製造元は、能登ダイヤ工業株式会社。
地下深くの坑道から珪藻土の地層をそのまま切り取り、手作業で成形するという伝統的な製造方法「切り出し」で、七輪・コンロを作っています。
特別に、切り出しの現場に案内していただきました。
外はいいお天気で明るいのに、坑道の奥深くは、真っ暗です。
埋蔵量は約50億立方メートルと推計されていて、なんと、国内最大級!
地層をそのまま切り出すことで、均質で耐久性が高い良品となるのだけれど、
粘度分が多いので機械は使えません。なので、熟練した職人さんがコツコツと
手掘り、手切。真っ暗な坑道で作業されているようすに、頭が下がる思いです。
職人さん、かっこいい!
切り出しの道具は、このノミ一本。
ブロック状に切り出したものを、車で10分ほどの場所にある本社工場へ運びます。
ブロックは、ノミで成形→内部をくり抜き→二昼夜かけて焼成→磨き→
ていねいに仕上げていきます。
本社には、直売コーナーもあります。小さいもので3500円也。
切り出しのアナログな手法を目の当たりにしたので、これは安い!
能登の珪藻土から生まれる七輪や卓上コンロで海の幸を炙って、
能登杜氏が醸す能登の日本酒をゆっくり味わう、、、
能登はやさしや土までも
能登に伝わる労作歌の、この一節を全身で感じる旅。
2015年こそ、季節ごとに訪ねたいと思うのでした。
(teamまめ 松井一恵)
能登ダイヤ株式会社 石川県珠洲市三崎町雲津ム37
※通販はこちら→http://notodaiya.bona.jp/