両国間の行き来が減って、飛行機代が安いってニュースが飛び交う昨今。
迷っている皆さん、今こそ韓国へ行こう! と、先月飛んだ私がおすすめします。
羽田空港から金浦空港へひとっ飛び。パスポートは必要だけど、
時差もなく国内旅行の感覚で行けるのが、韓国旅のいいところ。
言葉は、1つだけ覚えておこう。「メッチュ ハナ チュセヨ〜」。
「ビールを1つください」だ。
ソウルから1時間ほどの北朝鮮との国境近く、「オドゥサン統一展望台」へ行ってみた。
ここは観光客でも気軽に北朝鮮の風景をゆっくりと望める観光地だ。
北朝鮮と韓国の間を流れるハン河とイムジン河の合流地点の高台にあって
北朝鮮までの距離は、約2キロ。
望遠鏡を覗くと、対岸の村の暮らしぶりがみて取れた。
館内には、南北統一を願う資料展示や、離れ離れになった家族を思う手紙や写真
戻れない故郷の記憶を辿ったスケッチなど、興味深いものであふれていた。
もっとも感動したのは、イムジン河だ。あの歌が自然と浮かび、
気がつけば静かにくちづさんでいた。
水はそんなに清いとみて取れなかったが、静かに悠々と流れていた。
ソウルから半日あれば行って帰れるので、イムジン河を見てみたい方、ぜひ。
展望台を出てたらちょうどお昼時、現地を案内してくれているAさんが
近くにおいしい豆料理の店があると案内してくれた。周辺は豆の産地だという。
かなり人気らしく、すでに大行列。しかし店内が広いので20分ほどで着席。
韓国の女性の働きぶりは、いつも本当に素晴らしく感動的。
テキパキと無駄のない動き。愛想にも無駄がないところがいいのだ。
豆料理づくしのセットの登場。できたての豆腐はふわふわぬくぬく。
緑のクレープみたいなのは、緑豆を挽いて種にして伸ばして焼いて、かな?
手でちぎって、おかずを巻いて食べるようだが、そのままでもいける。
(実際にはこの写真に写る倍ほどのおかずが登場している)
手と箸をうまく使って、乗せてくるっと巻いて、パクッ。
そして、「メッチュ チュセヨ〜♪」
帰り道、食べ過ぎではニャンかろうか! と、韓国語で鳴かれた。
ニャンも気遣ってくれたが、どこへ行っても韓国の人は皆さん親切。
ハングル語はできない私にゆっくり英語や漢字、身ぶり表情で会話を。
嫌な思いは何1つせず、帰国してまたすぐに飛びたいと思ったほどだ。
今回は、プライベートな時間がほぼなかっただったが、
いい感じの古書店に立ち寄れて、店主と本情報を交換、友達になった。
韓国の古書店ガイドまで譲ってもらった。
彼女が日本に来るといいな。
彼女が好きそうな本屋さんを案内したい。
ニュースにはうんざりするけれど、人と人のつながりはあったかい。
秋旅、冬旅、今旅…… ぜひ、韓国へ行ってらっしゃい〜!
日本より心を込めて。
松井 一恵 Matsui Kazue
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