日本の少し前には、アメリカで大統領選も行われて、オバマさんが再選されました。
そんなオバマさんが、日本で出迎えてくれる場所があるんです。
どうです? このにこやかな表情。
こちらは長崎県雲仙市小浜町。
小浜といえば、福井県にもありますが、こちらはまた違う意味でホットな街なんです。
白く煙りが立ち上っているのが見えるでしょうか?
これ、工場の煙突なんかではござんせん。温泉の湯気なんです。
源泉温度はなんと100℃越え!
町内の至る所から自噴していて、豊富な湯量が湧き出てるんです。
もともと1614(慶長19)年、湯小屋を建てたのが始まりで、
侍さんなどが、こぞって足湯につかっていたそうな。
明治になると湯治場として栄え、長崎をはじめ、全国から、大勢の人が押し寄せたそうです。
ふんわり漂う硫黄の香りに誘われて海岸に行ってみると・・・
白く煙る湯棚がどどーーん。その裏手は・・・ |
蒸し釜になっておりました! |
すぐ脇には、観光協会直営の簡易店舗がありまして、食材も売られております。
「そのへんのスーパーになんでも売ってるけん、好きなもん、蒸せばええとよー」
慣れた手つきのおばちゃんは、ちょこちょこと利用しているとのこと。
「秋に蒸した栗、あれはうまかったね~」
「赤ウィンナーが意外とイケるんよ」
「サツマイモがやっぱり、いっとう甘いけんね~」
蒸し釜に見惚れていると、地元の方が口々にマイベスト蒸しものを教えてくれます。
やり方はこう。
①自由に使っていいカゴに蒸したいもんをいれる
②湯気でやけどせんように釜場に入れて使用中の札をかける。
③出来上がり
蒸し時間も、ほらこの通り。わかりやすいですねぇ。
ま、わたくし、ヘタレて、蒸されたばかりの蒸し卵を頂いてしまったんですけどねー。
うまかったっす。いい具合でした♪
ちなみに、隣のお土産屋さんに回ってみると、こちらにも蒸し釜が。
メニューにはカニやらカキやらサザエやら!
品切れがあったり、量が多かったりで、チョイスしたのはコレ。
待つこと約10分。
そろそろ?と釜場を覗こうとすると、おばちゃんに「あと2分15秒」といなされました。
お客さんを捌きながらのカウント、見事です。
蒸かしすぎや、蒸かしが足りないと、どんな食材も味が激変するんだそうです。
絶妙な蒸かし加減の角煮まんは、ふっかふか。温泉に含まれる硫黄の匂いはまったくなし。
冷えた体をほっこり癒やしてくれる味でございました。
足湯に浸かりながら、パクつくのもええですね。
初心者はまず、こちらでやってもらって要領を会得するのが得策かも。
(teamまめ/佐藤さゆり)
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