佐渡島というと、新潟県にある離島で、なんと沖縄島に次ぐ大きさ。
佐渡金山と絶滅危惧種とされるトキが有名で、日本海で獲れるイカやズワイガニ、甘エビ、サザエなど豊富な海の幸が自慢だ。
島のことはそこそこに、今回紹介したいのはどうやって行くのがいいか。
大きい島ゆえに空港もあって、調べたところによると佐渡空港へは新潟空港からたったの25分のフライトで到着するそうだが、早く着くのが旅ではない。
私のおすすめは断然、船!
しかも、1時間ちょっとで到着する高速のジェットフォイルではなく、カーフェリーで2時間半かけてのんびりと行こうじゃありませんか。
佐渡汽船が誇る大型客船、おけさ丸 |
私たちが乗ったのは佐渡汽船の大型客船「おけさ丸」(新潟港9:20発→両津港11:50着)。
2014年に就航したピカピカの「ときわ丸」にあたることを期待していたが、10年前に訪れた際にも乗った、どことなく昭和臭ただよう「おけさ丸」だった。
豪華なエントランス |
10年前と変わっていなかった救命胴衣人形 |
おけさ丸は全部で6階建て。
1階・2階は車両置き場となっていて、客室は3階より上。
3階・4階は2等室、4階の一部に1等室、5階は特等室、6回はスイートルームと、わかりやすいヒエラルキーが形成されている。
1号室は一般客室と区切られている |
私が利用したのは2等室(片道2120円)。
じゅうたん仕様の自由席。
お隣さんとの距離はそんなに離れていないけど、ごろりと寝ころべて快適。
見知らぬ乗客を勝手に巻き込んで、 妄想の中で修学旅行気分が味わえる |
船内は冷房がガンガン効いているので、冷えるなぁと思ったら貸し毛布を借りることだってできる。
チケットを買い(1枚100円)、ロビーで毛布を受け取る |
安心の西川製 |
そしてついに出航。
出航時にはちょっとしたセレモニーがある。
それがこちら。
港のカモメがエサ欲しさにフェリーを追いかけて飛んでくるのだ。
乗客はデッキに立ち、かっぱえびせん片手にカモメに餌付けをするのがお約束だ。
私も挑戦したけど、あまりの恐怖で飲みかけのビールを洋服にぶっかけてしまった。
売店でえびせんが販売されている |
カモメとしばし戯れた後は、船内散策。
お弁当をはじめ、酒やおつまみ、佐渡土産を揃える売店あり。
レストランもあり。佐渡の食材を用いたメニューも豊富。
ライスが佐渡形。 食べればよかったと今更ながら後悔(航海だけに) |
そして、ゲーセンあり。
スロットやUFOキャッチャーなど、娯楽も楽しめる。
不定期で様々な催しが行われるイベントプラザあり。
中央にはステージがあって、イベントが開催されるそう |
その脇にひっそりとたたずむ顔ハメ看板あり。
はめずにはいられない |
とまぁ、なんでも揃っているから2時間半退屈することは一切ない。
船旅っていうと、豪華客船のイメージが強くて、これまでなかなか手を出せずにいたけど、こちらは気軽でリーズナブル、快適で楽しい船旅だ。
船旅をしに佐渡島に行ってみるというのもテかもしれませんよ。
新潟限定ビール、サッポロの『風味爽快ニシテ』は船内の自販機で購入できる。 佐渡汽船名物の焼きイカをつまみに♪ |
(teamまめ/香取麻衣子)
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