2016年4月26日火曜日

宮城県南三陸のキラキラ丼にときめく!


この度の熊本•大分地震により、被災された皆様ならびにそのご家族の皆様に、
心よりお見舞い申し上げます。
そして、皆様の安全と被災地の一日も早い復興を、心よりお祈り申し上げます。

さて、東日本大震災から5年が経ち、現在、復興が着々と進んでいる南三陸町。
ここに、復興商店街「南三陸さんさん商店街」がある。
名物は「南三陸キラキラ丼」だ。

もとより三陸の海は、タコ、ウニ、イクラ、ワカメ、カキ、アワビと、季節ごとにおいしい海の幸がわんさか。
そこで、商店街の店舗を中心に9店舗が参加し、それぞれがテーマに沿ったキラキラと海鮮がきらめく丼を春夏秋冬で繰り出しているのだ。

ちなみに、
春(3〜4月)は、春つげ丼
夏(5〜8月)は、うに丼
秋(9〜10月)は、秋旨丼
冬(11〜2月)は、いくら丼

キラキラ丼を考案したのは、商店街に店舗を構える「季節料理志のや」さん。
「震災前からやっていたんだけど、一つの店でやるよりは、みんなでやれば、それだけ人も集まると思って」と、仲間に声掛けをしたそう。
今や、これを目的に南三陸を訪ねる観光客も少なくないのだ。

さんさん商店街には5店舗が連なっている。
各店の店内で食べることもできるが、注文した料理を商店街のフードコートで味わえば、仲間それぞれの気になる丼を一同に会してつつきあう、という夢の丼競演が実現する! 

「季節料理志のや」の春つげ丼には、なんとエゾアワビがどーーーん。
しかも、身がやわらかっ! 
三陸に春を告げる海藻やらタコやらサーモンやらがぎっしり。
し、し、幸せすぎる!

春つげ丼といえど、お店によって海鮮の顔ぶれはさまざま。
志津川タコが主役の店、ホタテがインパクト大の店など、各店店主の趣向が艶やかだ。

5月からはいよいよ、生うにをこれでもか!っと贅沢に盛りこんだ丼が登場。
夏のキラキラ丼も見逃せないのだ。

1960年のチリ地震津波以来、友好関係を深めてきた南三陸町。
震災後、イースター島より地元の石と職人たちが手がけた、
世界でも珍しいモアイ像が寄贈され、商店街入り口で人々を出迎えている。
季節料理志のやの春つげ丼。贅沢の極み!

松原食堂の春つげ丼。
ホタテ、カキ、タコのから揚げがてんこ盛りでこれまたウハウハ。

志津川タコがモチーフのオクトパスくんは、
置くとパスする、という合格祈願キャラでもある。

キラキラ丼に限らず、各店舗の料理をここで食べたり、
休息したりできる無料のフードコート。
平日は地元小学生が宿題していたりもするんだそう。

(teamまめ/佐藤さゆり)