大好きなカレー店「が、西武池袋線富士見台から、鎌倉へお引っ越し。
引っ越し先は「鎌倉市材木座」という住所で、海が近くすてきな場所に違いない!と
ドキドキしながら目指しました。
たどりついたそこは、いやはや、想像していたよりももっとずっとすてきで、
類い希な、気持ちのいい〜 そして楽しい(おもしろい)場所でした。
店名は、「香菜軒 寓」といいます。
そうです、『散歩の達人』6月号p42にもご登場のあのお店です。
鎌倉から歩くこと、10数分ほど。
踏切を渡って、銭湯の前を通り、左に松の木が見えたら、ここここ〜!
「おじゃまします〜」と思わず言ってしまう雰囲気。左方向へずずっと進み店内へ。
お外の席もあるけれど、店内は涼しいよ。扇風機もある!そして見上げれば天窓も。
ぜーんぶ、店主の三浦勉さんの手作りと聞いて、のけぞってしまいます。
つい、きょろきょろしてしまいますが、お腹ペコペコ。オーダーしましょう。
東京からわざわざ、日本各地、いや、世界各地もいらっしゃいますでしょうから、
カレー単品ではなく、「おまかせ」を注文がおすすめ。
いや、もうここでは絶対に「おまかせ」を注文すべきです。
というわけで、ある日の「おまかせ」を紹介。
ビールやキュッと冷えた白ワインなどで乾杯してしばし待つと、
まず運ばれてくるのが、まるで描いたようにきれいな色の冷製スープ。
ピンク色の正体は、なんだ?
ボルシチでおなじみですが、今、「飲む血液」な〜んて呼ばれる話題の野菜。
紫は、ナスの色素を抽出しているという細やかな技。感動のあまり宙を仰いでしまう。
続きまして、旬盛りだくさんの前菜が登場。
(この日はイラストレーターのkiwakoさんと一緒だったので、2人分です)
ビーツの艶やかさに比べると、地味ですが、からだにしみじみシミるんです。
献立を、全部書き出しますよ。
↓ ↓ ↓
おからの春巻き、豆乳マヨネーズのポテトサラダ、打ち豆白たまり煮、
小松菜おひたし、おくら酒粕あえ、くるまふショウガ煮、
新にんじんレモン塩蒸し、いりこんにゃく、切干し大根ハリハリ漬け、
ぬか漬けいろいろ。以上11種類。
これを家ですべてひとりで作るって考えると、気が遠くなります。
ぜんぶ、どんなお酒でもいける味わい。
店主 三浦勉・みのり夫妻がいかにお酒好きか、よく伝わる前菜。
ほろ〜♪といい気分になったころ、いよいよカレーです。
名物プーリーとごはんの両方をよくばっちゃいましょう。
「おまかせ」ですが、カレーは選べます。
悩んで悩んで…… 天使の海老のカレーも食べたいんだけど、
きょうは……
お豆のカレーと風干し野菜カレーをください!
見ているだけでは伝わらないけれど、食いしん坊のわたしも、かなり満腹に。
しかし、ここからは別腹。別腹ですから、余裕余裕〜。
胡麻香る豆乳のブラマンジェ、マンゴーのシャーベット。
ごちそうさまでした。とお店を出る前にトイレを借りました。
このトイレも、三浦シェフのハンドビルドで、ちょっと住めそうなほど立派。
トイレへのお立ち寄り、お忘れなく。
腹ごなしに、海へてくてく歩きます。思いのほか近く、数分で材木座海岸。
しかし、途中にあったパン屋さんに寄り道したもんで、15分くらいかかちゃった。
しばしここで波と砂とたわむれて、昼寝して、夕方までのんびりして、
夜ごはんに再び「香菜軒 寓」へ舞い戻り、ビール飲んでカレーを食べるのもいいね。
近くの宿の空室を調べているのは、誰だーーーっ?
「香菜軒 寓」鎌倉市材木座3-1-7 11時〜19時LO 不定休
最新情報は、Twitter・Instagramにて毎日更新。
(teamまめ 松井一恵)