2012年7月3日火曜日

愛しのお座敷列車、再び

お座敷列車と私の出会いは3年半前。

当時勤めていた会社の先輩や同僚と、常磐線を北上するぶらり旅に出かけた帰りに、
相馬駅から上野駅まで乗った「お座敷冬の味覚号」が、初めてのお座敷列車体験でした。
約4時間にもわたる乗車にもかかわらずまったく退屈しませんでした。
それどころか、「またいつか乗りたいなぁ」と完全に私の心を奪ったのです。


そしてこのたび、念願叶って前回と同じメンバーでお座敷列車に乗ることとなりました。
お目当ての列車は甲府発なので、なんとしてでも甲府駅までたどりつかねばなりません。
いざ出発!

まず乗りこんだのは、9時2分新宿発の「ホリデー快速ビュー山梨号」。
ボックスシートも完備。
ロングシート(通勤電車にありがちな長い座席)では、せっかくの旅なのに盛り上がりに欠けますよね。
予想していたより空いていたので、4人がけのボックスシートを2人で贅沢づかいすることに。
幸先よいスタートです。



あっという間に(わたしとしては)、山梨市駅に到着。
時刻は11時過ぎ。
というわけで早めのお昼をとることに。







駅員さんにおすすめのほうとう屋さんを聞いて教えてもらったのがここ。
『歩成(ふなり)』は「第2回ほうとう味くらべ真剣勝負」というイベントで優勝したのだそう。
否が応にも期待は高まります。




注文したのが、お店の看板メニューである「黄金ほうとう」と、2010年B-1グランプリで優勝したキング・オブ・B級グルメ「鳥もつ煮」。
それとビール大瓶1本。

まずは、鳥もつ煮500円。
甘辛のタレがからめてあり、
最高にビールに合う!











お待ちかねの黄金ほうとう1300円。
甲州ワインを飲ませて飼育したという豚の肉をはじめ、地元産の野菜やキノコ類がた~っぷりと入っています。
ほうとう麺も、汁に溶け出てグニャグニャになることなく、程よい歯ごたえと小麦の旨みが感じられました。

ボリュームもあったけど、ぺロリと完食。
地元民の情報はやはり外しませんね。




次にほったらかし温泉へ。
笛吹川フルーツ公園をさらに上った奥地にある有名な温泉です。
土日はものすごく混雑するらしいですが、その日の朝は雨が降ったためか奇跡的に空いていました。


入ったのは「こっちの湯」。
曇っていたため、正面にあるはずの富士山は拝めなかったけど(なぜか地元の人には見えているようだった)、盆地を見下ろしながらの露天風呂は最高でした。
続いて「萩原フルーツ農園」でさくらんぼ狩りに挑戦。
「佐藤錦」をはじめ、「紅秀峰」、「高砂」などさまざまな
品種があって、食べ比べができます。
自分でもぐのはテンションが上がります。
50粒以上は食べたはず!
7月は桃、秋にはぶどうのフルーツ狩りができるので、
また訪れたいです。



さてさて、グルメ、温泉、フルーツ狩りを楽しみ、女子旅の王道を満喫していますが、
ここまではオプション。
あくまで旅の目的はお座敷列車なのです!!!


甲府駅に到着。
出発前に忘れちゃいけない大事な準備があります。
駅前にある山交百貨店の地下食品フロアでビールやおつまみを購入です。
ようやくホームへ。


来ました!
「お座敷山梨さくらんぼ号」。

鉄ちゃんたちにまじってわたしも必死に撮影。








じゃーん。
次に車内へ。
靴を脱いであがります。
掘りごたつ式になっているので、足をぶら~んとリラックスできちゃいます。

カシオペアが「走るホテル」なら、こちらは「走る宴会場」といったところでしょうか。









  
楽しい宴がスタート。
すでに昼食にほうとうを、デザート代わりにさくらんぼもたらふく食べているので、おつまみにはさっぱりとしたものを中心にチョイス。
(枝豆、ミニトマト、なすの浅漬け、鉄火巻き、そして再びの鳥もつ煮など)

飲んで、食べて、しゃべって、ほかの車両も探検して……と過ごしていると、あっという間に2時間が過ぎ、新宿駅に到着です。

次回はもっと長時間乗りたいなぁ。




ちなみに、以前に乗った「お座敷冬の味覚号」で使用されていた車両には、ナゾのディスコ風フロアがありました。


ねっ、お座敷列車、気になるでしょう?

(teamまめ/香取麻衣子)











2012年6月26日火曜日

いっい~湯だな、アハハン♪


映画『フラガール』の舞台となった、福島県いわき市。
あぁ、憧れのハワイアンセンターなんですが、
今回はそのすぐ近く、湯本を探索です。

ね、いいでしょう。この風情。
江戸時代より宿屋を営む『松柏館』です。

いわき湯本温泉は、開湯1700年と伝わります

浜街道の宿場町だったいわきのなかで、
こちらは大名がわらじを脱ぐ本陣だったそうです。

増改築はなされてますが、
風格ある門構え、奥に見える中庭は
なかなかオツでございます。













これは、
昭和天皇が逗留された折にお詠みになった詩。

休憩所には、さりげなく掲げられて
おります。

しっかし、なんといってもよいのが湯。
見てください。この排管を。
泉質は、
含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉。
硫黄がふんわり、香ります。
美肌の湯とも誉れ高く、肌がするりするする。
湯冷めもなく、いつまでもホコホコ♪


昨年の震災の折には、断水してしまったいわきでしたが、
「湯だけはありましたから」
と、地域の人々にお風呂を開放されたそうです。

そして今も、いわきの復興に尽力する人たち、そして逗留しに訪れた人々が、
この湯に癒やされています。


もちろん、ここは温泉地。お宿だけじゃありません。

  

他にも足湯があったりして、湯巡りが楽しい楽しい。
さはこの湯は、湯船は小じんまりしているものの、ご近所さんたちの大事な立ち寄り湯。
毎日朝から晩まで営まれ、いつでもひっきりなし。
ちょっと熱めなのが、またよろしいんです。はい。

地下25mにまで、屈強に基礎を打っているため、かの地震のときも、
瓦が少し落ちた程度で済んだそうです。

湯本のお湯は、各湯処が掘ったものではありません。

開湯した折、二人の旅人が、鶴の傷跡を洗ってあげた霊泉こそが、湯本の泉。
各宿屋、湯処は、町に湧く出る温泉を引いているので、実は泉質は同じなんです。


現在、その湯元には温泉神社が鎮座しております。
狛犬くんも、かなり誇らしげです。

  


歴史ある湯の町では、湯処も、商店も、日常を取り戻しつつあります。

そして、今も昔も、これからも、人々の心と体を癒やしてくれる場所なのです。


(teamまめ/佐藤さゆり)

2012年6月19日火曜日

コリアタウン探訪〜横浜橋商店街〜


なにしろ韓国が好きだ。
できることなら毎日韓国料理を食べて、行きたい時に韓国へ行きたい。
けどそれには、時間もお金も、お金もお金がない。
それでも韓国っぽいものに触れたいから、
この韓国欲を満たしてくれる場所、もの、味を求めてずんずん行くことに決めた。


初回は何のひねりもないがコリアタウンへ。
だけど激混みの新大久保へは足が向かないし、赤坂も東上野もメジャーだなぁ。
そう思ってパソコンを叩いてみたら、出ました「横浜橋商店街」。
初めて聞く名前にディープさを期待しつつ、いそいそと向かう。

JR関内駅から歩くこと15分。
じんわり汗をかいた頃にようやく見えてきた。



















130を超える店舗は大半が食料品店と飲食店といい、週末とあってけっこうな人出。
かなりの率ですれ違う人から中国語が聞こえたが、韓国語は一度も聞けないまま、
商店街で唯一の韓国料理店「南山亭」に到着。

そう……「唯一」というのは、出かける前から気にはなっていた。
けど商店街の誰かの口から「そう、ここコリアタウンだよ」という言葉を聞ければいい。いいんだ。
12時前の店内は、韓国人客2組と、ビールからマッコリへと移行している常連らしき日本人のおじさん、そして私。


注文したキムチチゲ1000円は、グツグツ沸き立ち地獄のよう。キムチの酸味と辛みがやさしめで、厚切りの豚バラ、白菜キムチ、豆腐がたっぷり入っていた。










もちろんおかずも供され、この日は白菜キムチ、小松菜のナムル、ニンニクの芽と干しエビの和え物、サツマイモとカボチャの甘辛い煮物の4品。






 周りの韓国人はといえば、4人中3人が「チュオタン(ドジョウ汁)」を食べていた。
韓国ではサムゲタンやウナギと肩を並べて、栄養食、精力増進で知られるドジョウ汁。
確かにこの日は暑かったけれど……なぜ?
周りのドジョウに気を取られ、自分のキムチチゲが全然進んでいない私を心配してか、
店のお母さんが「辛い?」と話しかけてくれた。
よしチャンス! ドジョウも気になるが、まずはあの疑問だ。
私「ここがコリアタウンって聞いて来たんですけど……」
お母さん「ここはコリアタウンではないネ」
私「(かなり焦って)う、あ、でも、キムチ屋も韓国食品店もけっこうありますよね。
やっぱり、韓国の人が多く住んでるんですか?(住んでるんでしょ! でしょ!)」
お母さん「ううん、そんなには多くナイ。(コリアタウン)じゃないヨ」

がーーーーーん。

お母さん、いいんだよ謙遜しなくて。
「ウチ1軒だけだけど、コリアタウンだと思ってやってる」とかなんとか言っちゃっていいのに!
「商店街の誰かがコリアタウンと言えば、もうそこはコリアタウン」
自分で定めたゆるゆるなルールが、一瞬で崩れた。

でもでも、韓国料理店は1軒だけでも、そこのお母さんはコリアタウンじゃないって断言しても、キムチを筆頭に韓国の食料品を扱う店が多いのは事実。
お腹は満たされたから、次は買い物欲を満たそうと商店街をぶらりしてみた。




メインストリートではなく、細い路地にある「南山家キムチ」では白菜キムチ500円を購入。
ここでもお姉さんに「ここ、コリアタウンなんでしょ!」と半ば強引に聞いてみるが玉砕。


「キムチの店 京城物産」では、セロリとキュウリとホウレン草のナムル350円を買う。ここのお父さん、明るく元気な方でいろいろ教えてくれた。
韓国人が日本にやって来てお金を稼ぎたいと思った時に、「自分には何ができる?」と考えたら、それが「キムチを漬けること」だった、とか。昔は韓国人相手だったけど、今は日本人が韓国料理を普通に食べるようになった。だから商店街に複数の同業者がいても商売が成り立つ、とか。
愉快なお父さんが生む商品は、トマトのキムチ、梅のキムチ、野沢菜のキムチなどなど、個性派ぞろい。




「福美高麗人参産業」のお母さんは、「ウチは22年前からやってて、ここで一番古いネ」。これが自慢のようだった。
ひとり暮らしにちょうどいい少量のナムル300円があったので、購入する。




少々不完全な想いは、その日の夕飯で解消。
白菜キムチとナムルでビビンバに。














韓国っぽくしたかった、というより、腹ぺことめんどくささでボウルによそった。
肉も目玉焼きすらない素ビビンバ。






食べにくいので、キムチもナムルもジョキジョキとハサミで切り刻み、










コチュジャンを入れてワッシワシかき混ぜたらできあがり。



んーおいしくないわけがない。




コリアタウンと呼ぶには……な商店街だったが、
考えてみれば「コリアタウン」と謳っているわけじゃないから当然。
よくある商店街にしては、1軒でもうまい韓国料理屋さんがあって、
何軒もハシゴできるキムチ屋さんがあり、韓国度は高め。
いいなぁ、ご近所さんがうらやましい。

ごちそうさまでした!

次は三河島か川崎か。いやいや、まさかのメッカ??
(teamまめ/阿部真奈美)

2012年6月12日火曜日

戌の日参りとやらに行ってみた


つわりもなく、これといった実感がないまま、

あれよあれよという間にマタニティライフ6カ月目に突入。

このまま何事もなく人生の一大イベントが終わってしまうのもなんだか味気ないので、

「ひとつくらい記念に妊婦らしいことを」と、戌の日参りとやらに(1人で)行ってみた。



と言いつつ、ほんのちょっと前まで戌の日参りの存在なんぞ全然知らなかったんだけど。

日本には、12日に1度訪れる「戌の日」に安産祈願のお参りをする風習があるんだそうで。

たくさんの子どもを産んで、お産の軽い犬は安産の守り神なんだそうな。



そういえば、その昔、初めての出産で不安がるお母さんに、お気楽なばあちゃんが

「大丈夫、大丈夫。犬だって産めるんだから。だって、あんたは犬より賢いでしょ?」

と、分けの分からない理由をつけて励ましたと言っていたらしいけど。

犬が安産だなんて、へぇ~、知らなかったよ。



せっかく行くなら、思いっきりイベント感があるところがいいなぁ。

というわけで、お参り先は妊婦のメッカ・水天宮に決定~!



いやはや、水天宮前駅利用客のマタニティマーク装着率の高いことといったら。

さすが戌の日! さすが水天宮! 









マタニティグッズのカタログやオムツのサンプルを配布する業者の列が地上で待ち構える。

(ちょっとビビったけど、お祭りだと思ってもらいました笑)




それにしても平日だというのに、夫婦で来ている人が多くてびっくり!

きっとこういう人が、流行りのイクメンとやらになるんだろうなぁ……。

(我が家ではきっと考えられない……遠い目)






戌の日は激混みとウワサの水天宮。

さて、どんなもんかと階段を上ってみると……。

予想に違わぬ結構な混雑ぶり。








せっかくなので、安産祈願をしてもらうことに。

まずは受付で、所定の用紙に名前とざっくりとした住所を記入。







安産祈願は3000円。

オプションで、安産のお守り2000円、腹帯とお守りのセット4000円が付けられる。

なんだかテンションが上がってきて、
安産祈願+腹帯・お守りセット=計7000をお支払い。




腹帯とお守りはその場でもらえました!









受付が終わると、今度は書記と呼ばれる巫女さん?の元へ。

祈祷時に読み上げる妊婦の名前を、その場で紙にしたためてくれます。

失敗しちゃったらどうするんだろう、とじろじろ見るも、まぁ当然ながらそんなヘマをする人は誰一人おらず。



名札をゲットしたら今度は待機所のテントへ。

混雑する戌の日は、妊婦しか本殿に上がれないそう。
ということは、ここに座っているのは全員妊婦!

日本はこれでも少子化なのかぁ、としみじみ。

 

60人ほど集まったところで本殿へ。

祈祷が済んだ妊婦さんたちと入れ替わりで昇殿。

この前にも6070名ほどの妊婦さんがいたようで、続々と反対の出口から退出していくのが見えた。







いよいよお祈りがスタート。

なんだか難しい言葉をしゃべっているが、

妊婦の健康と赤ちゃんの健康をお祈りしてくれているようだ。

が、外の拝殿で参拝客がかき鳴らす鈴の音で緊張感がプツリ。


70名が4000円の祈祷を受けるとして1回28万。

それを15回繰り返して単純計算で1日420!? 

どひゃー!!

などと、不謹慎にも本日の水天宮の売り上げ計算……。

いかんいかん、無事に産まれてこなかったらどうする!


心を入れ替えてお祈りに復帰。

最後、妊婦約60名の名前が一気に読み上げられて祈祷は無事終了。

家族と一緒にお参りができる、無料の参拝の列はもっとすごいことに……。










大混雑だったけど、受付から祈祷までかかった時間は30分程度。

平日だったせいか、私の一大イベントはびっくりするぐらいさっくりと終わったのでした……。


帰り際、お決まりの人形焼を購入。

もったいなくて使えないでいたエシレバターをたっぷり付けてかぶりつきました★

美味、美味。

ごちそうさまでした。



(teamまめ/松井さおり)