みなさま、こんにちは。こんばんは。まめの髙橋でございます。
いきなり私ごとで恐縮なんですが、ここ最近海洋生物にハマっておりまして。もともと食事も肉より魚派で、たこ焼き屋もやっていたわけで、きっと海の生物たちとは何かのご縁があるのだろうと。勝手に思っていたんですね。
そんなわけで先日、ちょいと福岡に行く用事があったもので、以前から行きたくてしょうがなかった「マリンワールド うみのなかみち」に行ってきたのです。もうね、福岡で色んなもの食べたけれど、そのあたりは割愛して水族館の話だけしますよ!
マリンワールドは、博多駅からJR鹿児島本線→JR香椎線を乗り継いで1時間ほど。志賀島の手前の「海ノ中道」駅から歩いて5分のところにあります。
その名の通り、「海の中道」という「砂州」の上にある水族館なんですね。「砂州」というのは、流水の影響で堆積した地形のことで、「天橋立」なんかが有名。周りは「国営海の中道海浜公園」が隣接、水族館以外はなにもなし! ヤシの木なんかも生えていて南国テイスト満載です。広々として気持ちいいっす。
私、建築物フェチでもありまして、ずっと前からこの水族館の造作が気になって仕方がありませんでした。見てくださいよ、この左右対称でギンギラギンにさりげないフォルム。真ん中が開いてサンダーバードとか飛び出して来そうではないですか。広大な土地にこの建物以外ないっちゅうのもオタク心をくすぐるポイントのひとつ。いや、たまらんっす。本当に。
館内1階と2階を貫くかたちで広がるパノラマ水槽は、実に80種以上の魚が回遊していて、100匹以上のサメやエイを見られます。上から差し込む光に照らされて、まるで絵画のよう。さらに、イワシは2万匹以上いるそうで、イワシの餌やりも「イワシタイフーン」という名前がつけられているんですよ。
どんなもんかと見てみると、これまた圧巻! 縦横無尽に水槽を泳ぎ回るイワシの群は煌びやかで芸術的です。
さらに、ショープールではアシカとイルカのショーが行われます。ここ、なにが面白いって、イルカショーに一匹クジラが混ざっているんです。流水系の身体でしなやかに泳ぎ飛び跳ねるイルカたちに対して、どこか鈍く、怠慢な動きをする「コビレゴンドウ」の「ユキちゃん」。ショーでは必ずオチ担当の、おいしい役どころを与えられています。嫌いじゃないな、そういうの。
しかし、最後は見事な大ジャンプでフィニッシュ! コビレゴンドウっていうのは体の大きさや生体的な特徴はイルカに近いのに、昔からの慣習でなぜかクジラとして扱われてるんですって。なるほど、それならこんなに飛べるのも納得。結局、このショーで名前を覚えるくらい印象が強かったのは、このユキちゃん。いい役どころだなあ、うらやましい。
髙橋が個人的にスキなのはクラゲのコーナー。クラゲは、それほどカメラの腕がなくてもキレイに撮れるんですよね。なんてありがたい方々。高橋のお気に入りはカブトクラゲ。このLEDっぽい光がかっこいいっすね。でも、これって体の側面にある細かいヒレが反射してるだけで発光はしてないんですと。よーく見てみると、すごく必死に動かしているのがわかります。なんだか涙ぐましい。また、彼らは毒は持っていないので触っても大丈夫……なのですが、少しでも刺激を受けると崩れて死んでしまうという儚い生物。なんでカブトって名前なんだろう。不思議だ……。
また、この時は「秋の特別展示 アニマルオールスターズ」を開催していました。陸、海、空の「スゴイやつら」をチームに分けて展示してるっちゅうざっくりしたコンセプトの企画。「チーム毒」「チーム擬態」「とにかくスゴい四天王」「甲殻類ファイブ」と、チーム名も雑なネーミングばかりで、どこか緩い。
とはいえ、展示は珍しい生物ばかりで高橋大興奮。中でも、海のボクサーと言われている「モンハナシャコ」が本当にかっこいい。こいつのパンチは、海洋生物の中で最速(そもそもパンチをするやつが少ない)で、その加速は二十二口径の拳銃に匹敵するそう。具志堅用高もびっくりだ。
さらに、色とりどりの目は、10万もの色を識別できるほか、電磁波までも視覚できるそうです。
日が暮れる頃には閉館時間。帰りは博多港までの連絡船で帰ります。振り返れば、夕やけをバックに美しいマリンワールド。いやー、満足度高かった!
0 件のコメント:
コメントを投稿