久しぶりに長野に帰ると、「とりあえず善光寺に行ってきた!」っていう人が異常に多い!
そして、もう何度も行っているはずなのに、必ず記念撮影。
まぁ、わたしも含めてなんですけど笑。
なんでだろう。
「帰ってきた~」って感じがするからかな。
そんなわけで、今回は我が故郷(長野市)の数少ない観光スポット・善光寺さんをご紹介します!
無宗派で知られる善光寺ですが、実は、善光寺というひとつのお寺に、天台宗の「大勧進」と浄土宗の「大本願」、そして、それに付随する小さなお寺がたくさん集まってできているんです。
恥ずかしながら、わたしは最近までその意味がよくわかっていませんでした^^;
善光寺の中には「宿坊」呼ばれるお寺が39もあって、文字どおり、泊まることができます。
食事は精進料理。
真偽のほどは定かではありませんが、最近はフレンチを出すところもあるとか、ないとか……。
地元にいるとなかなか機会がなかったけれど、話のタネに、1度くらい泊まってみてようかな。
あ、外国人の方にも人気みたいですよ。
善光寺のお参りを語るうえで外せないのが「お朝事」という、ありがたいおつとめ。
毎朝「お数珠頂戴」といって、参道にしゃがんだ参拝者の頭を住職さんがお数珠でナデナデしてくれるというもので、多いときには何十人、何百人(!)と並ぶこともあるそうです。
わたしも子どもの頃に行った記憶があるけれど、このおつとめ、とにかく朝が早い。
日の出の時間に合わせて毎日1分ずつ開始時間が早くなったり遅くなったりするそうで、一番早い日は5時半とか。
お数珠をいただくために宿坊に泊まる方も多いそうですよ!
さてさて。
宿坊がずらずら並ぶ参道をてくてく歩いていると見えてくるのが仁王門。
裏側から仁王門の方向を見ると、こんな感じ。
参道沿いに仲見世が並び始めます。
だんだん善光寺らしくなってきました!
参道沿いにある休憩所に横たわる……牛。信仰心の薄かった婆さんを善光寺まで導いたといわれる牛さんで、「牛にひかれて善光寺参り」のことわざ(?)がうまれました。
参拝者を本堂へと導く参道には、400メートルにわたって777枚の石畳が敷き詰められていると言われています。
数えたことはないけど本当かな~。もっとありそう^^;
山門の手前にたたずむ六地蔵。
この姿を見ると、なぜだか「長野に帰ってきたな~」としみじみ感じます。
この日は天気がとってもよくてすごくきれいなお姿でした★
山門が見えてきました!
後ろにはうっすら本堂が……。
結構大きいです。
山門の横には(むかって右側)階段があって上に登れる(以前はなかったような? 気づかなかっただけかなぁ)らしいのですが……なんと有料!
まじかー。
入りかかって、やめてしまいました笑。
どなたか、登られた際にはご感想をお願いいたしますm(_ _)m
これこれこれ!!!!
思わず「ただいまー!」と叫びたくなる光景です!
なにをするわけでもないんですけど、見ると落ち着くんですよ笑。
ちなみに、本堂の中には、真っ暗な回廊を歩いて「極楽の錠前」に触れるという「お戒壇巡り」があって、これが結構人気。
行列もよくできています。
この戒壇巡り、地下の階段を下りて入っていくのですが、もうびっくりするぐらい本当に真っ暗!
目が慣れてきたら……なんて思っていても、慣れることなんてないんですよ、これが。
なにも見えない中、手探りで錠前を探すのだけど、子どもの頃は何度行っても見つけられず、気づけば出口なんてこと、よくありました笑。
そういえば、長野で勤めている時に、わざわざ挨拶に来てくださった某チェーン系飲食店の広報の方(独身・男性)がいて。
「せっかく長野まで来てくれたんだから善光寺ぐらいは案内しますよ」とお連れし。
「善光寺まで来たなら戒壇巡りでも行きますかー」なんて話になり。
いざ入ったら真っ暗で手をつなぐ羽目になった、という気恥ずかしい思い出があります笑。
以来、わたしは10年近く入っていませんが……みなさまお越しの際はぜひぜひに。
最近は、人気バンドを呼んだジャズライブ(行きたかったなー)もあったり、結構いろいろやっている善光寺。
イベント時や連休以外は結構静かですが、7年に1度の御開帳の際には期間中に500万人近い人が訪れるそうですよ。
秘仏「阿弥陀如来像」に代わる「前立本尊」が公開される「御開帳」の次の開催は、ちょうど2年後の平成27年。
「遠くても一度は詣れ、善光寺」と言いますが、地元を代表して言わせてもらえば、「1度と言わず、2度も3度も詣ってくだされ、善光寺」。
長野市においでの際にはぜひお立ち寄りくださいませ。
(teamまめ/松井さおり)
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