群馬県の草津温泉は、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)も源義経も、湯に浸かったとという伝説が残る屈指の名湯だ。
草津白根山の噴火が記憶に新しいが、群馬県の草津温泉は今のところ被害はなく、変わらず営業を続けている。
木の回廊をくぐると・・・ |
湯畑へ到着。こんこんと湧く湯が湯樋をつたって冷まされ、 さらに滝落としで冷ますしくみ。 |
湯畑のほとりには、錚々たる ジャパニーズ歴史スターの名が刻まれている。 |
草津といえば、はずして語れないのが「熱乃湯(ねつのゆ)」。
ここでは、湯もみ板で熱湯をもむ、湯もみショーが体感できる。
ここでは見るだけではなく、希望者は湯もみ体験すらできる。実際やってみたが、見るはやさし、行うは難し。湯が想像以上に重くて、腕がプルプル。すずしい顔して湯をもむお姐さん方を本気で尊敬した。
木造りの建物は再建され、レトロモダン。そして、ぜひ見てほしいのが2階に上がったところにある壁。
どどーーん。すごいじゃないですか!
これはもう文化財級の宝物だと、わたくしは思うんでございますよ!
熱乃湯のほか、街中にはいたるところに気になるものが点在している。
宿の喫煙室の案内板 |
煙管ミュージアムの様相 |
昔の温泉街マップ |
かつての温泉街の様子 |
湯畑のほとりで見つけたマンホール。 モノクロバージョンもあり。 |
使わなくなった瓦が湯畑を囲む遊歩道に 敷き詰められている。 |
そして、湯畑の姿は昼と夜ではまったく違う風情!
もちろん、お風呂もいろいろ、湯もいろいろ、風情いろいろ。
町中には無料の公共浴場があちこちに点在し、湯めぐりも楽しい。
小さな湯船で、洗い場がないところも多いが、それは草津の湯が殺菌性があるため。
タオルを体、頭にかぶせて、まず湯をかぶり、ほこりを洗い流して、湯に慣れてから、入浴するといいそうだ。
草津は6つの源泉があり、大きく分けて2種類の温泉が楽しめる。
とはいえ、同じ種類でも源泉によって成分が微妙に異なり、肌の味わいが異なるのもおもしろいところ。
西の河原露天風呂へは、湯が川となって流れる西の河原公園を抜けて。
夜はライトアップされていて、かなり幻想的だ。
湯畑のそばに立つ『御座之湯』の休憩室は、湯畑ビュースポット!
凍える季節だからこそ、湯で体の芯から温まるのもいい。
朝な夕な、風情すらくるくる表情を変えて、目も楽しませてくれるのだ。
佐藤さゆり(teamまめ)