ボロ市とは、代官屋敷のある通称“ボロ市通り”に、700店以上の露店が並ぶ青空市で、
今年でなんと440年目という歴史ある行事なのです。
江戸時代、世田谷を治めた大場一族が明治維新まで使った屋敷で、 国の重要文化財にも指定されている代官屋敷 |
5年前のアケクレでも、2000円握りしめてせたがやボロ市に参戦!で紹介しましたが、
この12月も寒さなんかなんのその、ウキウキして行ってまいりました。
ブラブラ歩いてみると、骨董品や古いマッチ、キッチュな雑貨、年代物の着物など、古いもの好きにはたまらないお宝がザックザク!
毎回人だかりになっているのは、べったら漬けなどのお漬物を売る店。
活気にあふれています。
“犬も歩けばマナ板に当る”というまな板や、さらに・・・
神棚! さらにさらに・・・
戦前の教科書まで!!
まさに、何でもござれの宝島なのです。
私の目的はというと、ボロ市グルメ。
食べ歩きしながら、お店をひとつひとつ覗くのがお楽しみ。
ボロ市の名物グルメといえば、つきたての美味しい代官餅!
行列覚悟で並ぼうと思ったのですが、10時過ぎの時点でなんと2時間待ち。
これにはちび連れだったこともあり、泣く泣く断念。
それではと気持ちを切り替えて、あれこれ食べてきましたよー!
【ボロ市だんご】
ボロ市の名前の由来である、着物の繕いやわらじの修繕に売買された“ボロ”に見立てた海苔をまとった醤油味のお団子。
【シャーピン】
台湾などの人気屋台グルメで、豚ひき肉やニラ入りの餡をモチモチの皮で包んで焼いた、おやきのような一品。
食べると、虎が猫のようにおとなしくなるぐらい美味しいという意味か。
【神戸屋さんのフランクフルト】
お肉屋さんのフランクフルト。肉汁があふれてジューシーかつ食べ応えあり!
【酒蔵のあまざけ】
酒屋の一忠屋さんにて。寒空の下で飲む甘酒、最高!
お父さんたちは粋にワンカップの熱燗で暖をとっていました。
食べて、飲んで、大満足!
これだから、ボロ市はやめられないのです。
それと、実は今回、もうひとつ目的がありました。
5年に一度しか行われない「代官行列」が練り歩くのです。
江戸時代、お代官様をはじめ、世田谷村名主、年寄などが火の元警備と監督のために市を見守ったそうで、その様子を再現した行列だそう。
この行列見たさに大勢の人が集まっていたので、数人がやっと通れるぐらいの道幅を行列が練り歩き、超至近距離で見ることができました。
衣装や小道具が身分によって異なり、脳内は江戸にタイムスリップ!
歴史情緒が感じられる時代行列でした。
ボロ市は1月15日(月)・16日(火)も行われますが、15日には時代行列がもう一度見られるチャンスです(11時過ぎに代官行列を出発)。
これを逃したら次回は5年後なので、ぜひともお見逃しなく!
(teamまめ/香取 麻衣子)