朝の連続テレビ小説「まれ」について、電車の中での会話。
「朝ドラ見てる?」「うーん、見るのやめちゃった」「私も」
賛否両論というより、“否”が際立つ昨今で、なんとも悲しい限り。
製菓監修の辻口氏が、番組に製菓審査員として登場したり、
見逃せない面白い仕掛けもあって、当方「まれ」ファンなんですが……。
7月だから、というわけではないですが、七のつく石川県は能登・七尾市へ。
まずは、「まれ」つながりで、辻口シェフのお店へいざ!
七尾市は辻口シェフの故郷でもあります。
「ル ミュゼ ドゥ アッシュ」。初訪ですが、いやいや、すごいゴージャスト〜。
海を眺めながらスイーツを満喫。
夏ですが、栗に目がないもんで、モンブランをいただきます。
(スタッフの髪の色は、栗色ではなく、いたって普通なり〜)
辻口シェフのスイーツの後は、七尾の古い街並を楽しめる一本杉通りへ。
明治後期〜昭和初期に建築された登録有形文化財が軒を連ねる、歴史ある通りで
かつて、奥能登へと向かう街道筋に一本の大きな杉の木があって、
行き交う人々に、目印として親しまれていたそう。
ろうそく店、醤油店、昆布店、文具店、日本茶店、古い蔵を利用したカフェなど
一日のんびり散歩したくなる魅力的な通り。
昆布好きなもんで、昆布海産物處 しら井さんののれんをくぐります。
パリっとした麻の夏のれん。どっしりとした店の構え。風格があるんです。
一本杉通りには、歴史を語ってくれる「語り部」さんがいらっしゃって、
こちらでは、北前船の寄港として栄えた七尾の、昆布ロードとしての昔話しを
うかがうことができます。
名物の昆布巻き、にしん飴炊きは、買ってその場で食べたい!
広い店内、いろんな昆布もんが並びます。見ているだけで髪がつややかになりそう。
しら井さんの斜め向かい、醤油製造・販売の鳥居醤油店へ。
七尾に伝わる「花嫁のれん」をくぐって、店の奥へ進むと
少量生産で醤油が作られていて、手動の絞り機など、ちょっと感動もの!
こちらは、窓が万年筆をモチーフにデザインされている、文具店。すばらしい建築。
鹿渡酒造という酒蔵をリノベーションしたギャラリー&カフェ。
地元のフルーツなどをつけた飲み物、自然の色がきれいでした。
食べて飲んで散歩した後は、さくっと気軽に、無料の足湯へ。
思いのほか湯が熱く、じんわりいい汗かいて、すっきり!
地元のおばちゃんおじちゃんとおしゃべりも楽しめて、
裸になんなくても、温泉気分なり〜〜。
北陸新幹線で金沢までびゅんと出て、さらにちょこっと足をのばして能登・七尾へ。
安くておいしい寿司屋もありまっせ!
(teamまめ 松井一恵)