夏を感じる陽気で体内温度がアップすると、冷たい蕎麦が脳裏を横切る。
家で食べるそばをおいしく演出してくれる、ちょいとステキナそば猪口が欲しい!
と、思う今日この頃。
骨董市に並んでいるような、手にすっとおさまる、いい感じの絵柄のがいいな〜
こんなかな〜あんなかな〜と妄想にふけっていたところ、
そば猪口をたくさん所蔵している博物館があると知った。
どこかというと、何かとうわさの国際基督教大学(ICU)内にある、
「国際基督教大学博物館 湯浅八郎記念館」だ。
武蔵境南口からバスで10分ほど。歩いても30分くらい。
いきなり緑の森が広がって、森全体が広大なキャンパスになっている。
守衛さんに「湯浅八郎記念館へ行きま〜す」とひと声かけて突入。
あちこちにベンチがあり、森林浴にもってこい。
猫ものんびりお散歩。かなりでっかくて、栄養満点!
ひろ〜い食堂。もちろん学生でなくても利用できる。
元米軍のゴルフ場だったと聞くが、よく手入れされた芝生が昼寝を誘う。
正面玄関からキャンパス内をさまようこと20分、
やっとたどり着いた湯浅八郎記念館。レンガの立派な建物だ。
初代学長の湯浅八郎博士は、昭和4年に起った民藝活動に心動かされ、以来、
民芸品を地道に蒐集。同館は、博士の収集した民芸品の数々と
学内で出土された遺物を常設。プラス、収蔵資料を元にした企画展を開催。
入場無料、個人で楽しむためなら撮影可、ロビーでは30円でお茶のサービスも。で静かにゆっくり民芸や考古展示を満喫できる場所になっている。
そば猪口は、館内1階奥の民芸展示コーナーにあった。
博士はなんと生涯で1000個以上ものそば猪口を蒐集。
うち300個ほどは京都の博物館へ。
うち300個がご家族が所有しておられ、残る300個がここに!
陳列棚(ガラスの向こうになっているので触れない)に、
ずらーっと並んだそば猪口は、それはそれは圧巻で、
(撮影写真の掲載はNGなので、左は借りものです。陳列の一部)
これからそば猪口を探そうという骨董オンチにとって、すばらしい目の保養!
となりました。
というわけで、そば猪口熱がさらに熱くなり、体内温度が上がって、
そばがさらに食べたくなり、さらにさらに、そば猪口熱がアップ、
そしたらまたそばが食べたくなり、そば猪口やーい、、、
そば猪口をめぐる冒険、続く。
国際基督教大学博物館湯浅八郎記念館
東京都三鷹市大沢3-10-2
開館時間10時〜17時(土は16時30分まで)日月祝は休館
(teamまめ 松井一恵)