料理の味をグンと引き立てくれるスパイスやハーブ。
普段何気なく使っているものでも、「原料はどんなもの?」「どうやって作るの?」と聞かれると意外に説明できないものですよね。
ええ、私もです(苦笑)。
というわけで、今回は知っていそうで意外に知らない調味料のお話。
勉強がてら、スパイス&ハーブの講座に参加してみました。
勉強がてら、スパイス&ハーブの講座に参加してみました。
たとえば、あらゆる料理で活躍する胡椒。
ひと言で胡椒と言っても、ブラックペッパー、ホワイトペッパーといろいろありますが、実はどちらも同じ植物(コショウ)の果実なんだそうです。
野性的な香りと刺激的な辛さが特徴のブラックペッパーは、まだコショウの実が青いうちに収穫して干したもの。
マイルドな辛さのホワイトペッパーは、赤く熟した実の皮をむいて干したもの。実は、この皮が辛いんだそうで、これを取り除くことで辛さが和らぐんだとか。
収穫する時期やその後の行程によって、風味が変わるというのは不思議デスヨネ。
ちなみに、カレーに欠かせないスパイス・コリアンダーは、「柑橘系のような甘くさわやかな香りで、ほのかにスパイシー」なんて説明されることが多いですが、これは種子の部分のお話。
葉の部分は……嫌いな人も多いかもしれませんが、“パクチー”と呼ばれています。
ご存知でしたか?
同じ植物でも、違う部分で別の食材になるんですね!
恥ずかしながら、コリアンダーとパクチーが同じ植物だったとは、ワタクシ、この日まで知りませんでした。
いやはや、勉強になりました。
▲いろいろなスパイスを“嗅ぎ”比べ! スパイスって意外に高いので……
これだけの種類を一度に嗅げる機会はそうそうありません(笑)。
ちなみに、乾燥させたスパイスやハーブはドライ、生で使用するスパイスやハーブはフレッシュ、と分類されるそう。
ドライスパイスやハーブは、光と熱、湿気を避けることでおいしさが長持ちするのだそうです。
火にかけたお鍋に直接スパイスの瓶をふりふり……なんて日常的によくやってしまいますが、これは、熱と湿気のダブルパンチで香りが飛んでしまうので「絶対にやめてください」とのことでした。
料理に使う時は、「使う分だけ取り出して」というのが基本。
面倒くさがってはダメですね……あぁ反省。
▲最後に、いろいろなスパイスを組み合わせてオリジナルのスパイスを作りました!
基本の調合は、塩、ブラックペッパー、ガーリック、オニオン、パセリ、バジル。
わたしはガーリックとパセリを多めに配合して、バジルリッチなハーブソルトに仕上げました。
▲完成したスパイスがコレ。バジルとガーリックがいい香り~!!
バジルの効いたハーブソルトはお肉や卵と相性がいいとのことなので、最近では手軽なところで朝食のオムレツによく使っています。
ちょこっとふりふりするだけで、風味も味も格段に上がるんですよ~。
超お手軽、超美味、これはおすすめ!
実践で(食べているだけですが……)勉強の成果が分かるとテンションも上がりますよね!
旨いものに味をしめて、もっともっとスパイスのことを知りたくなってしまいました★
時間ができたらスパイス&ハーブ検定でも受けてみようっと。
でも、今年は9月の開催らしいので……挑戦するのはきっと来年かなぁ(遠い目)。
(teamまめ/松井さおり)